TOEIC(R)TESTこれ1冊で990点満点 (CD BOOK ) (アスカカルチャー)

著者 : 植田一三 石井隆之

• 明日香出版社 (2010年1月20日発売)

作品紹介・あらすじ

英語中級〜上級者でも必ず満足できる充実した内容。語彙からリスニング・文法・リーディングまで、これ1冊で徹底トレーニング。

感想・レビュー・書評

[ヨーデルワイスさんの感想 · 2010年2月2日]

TOEICは今まで文法問題の練習と公式問題をやるということくらいしか対策をしていなかったので、今回は本格的にと思い、ツワモノ系の著著でおなじみの植田一三さんが著者の一人でしかもかなり最近出たようなので買いました。イッチ―本は信頼しているので通販で中身は見ずに買いましたが、私にとっては大当たりだったようです。


良い点１
リスニングの練習で、TOEICで気になっていた「今正解あった？」という問題の謎が解けました。質問に対して質問で返すといった掟やぶりの会話などかなり細かく聞かないと正解出来ないようなTOEICの中でも高難度の問題ばかりを集めている珍しい書です。ちょうど私がひっかかっていたような問題がそのまま出ていて思いのほかハードで為になります。
言ってることはほぼ完璧に聞きとれるのに正解が今一自信ないという状態の人に超お勧めです。

良い点２
リーディングはだらだらと解説せずにおさえておくべきパラフレーズや難度の高い表現に絞って載っているので850越えたあたりから満点を目指している人にちょうどいいと思います。



悪い点１
一方ボキャブラリーが前半に大量に載っていますが、、、これはさすがにTOEICでは出ないだろう！というようなレベルの語が結構あります。しかし990満点を狙うという意味では必要なものかもしれません。語彙に関しては例の10000語ボキャ本に出ていたモノが大半なんであちらで音声を用いてじっくり覚えていった方がいいと思います（多義語に関してはこちらの990の書に載っているものはTOEICで役立つと思われます。）。


【総評】
この書は1冊で満点とれるための本とは全く思えませんが、900以上を狙っている人が求めている高度な問題が多いので勉強になりました。

著者プロフィール

植田 一三（うえだ　いちぞう）編著
年齢・ジェンダー・国籍を超える英悟の超人（amortal philosophartist）。次代をリードする英語の最高峰資格8冠突破・英才教育＆英語教育書ライター養成校「アスパイア」学長。英語の勉強を通して，キャリアUP、自己実現、社会貢献を目指す「英悟道」精神、Let’s enjoy the process!（陽は必ず昇る）をモットーに、39 年間の指導歴で，英検1 級合格者を約2,600 名，英語資格5 冠突破者を130 名以上育てる。日本で15年間、英語道を極めた後、39歳にノースウェスタン大学院修士課程，テキサス大学博士課程コミュニケーション学部に留学して視野を広げ，人間力を鍛え、同大学で異文化コミュニケーション学を指導。著書は，英語・中国語・韓国語・日本語学習書と多岐に渡って100冊を超え、その多くはアジア5 か国で翻訳されている。

「2024年 『真の英語力を身につける 英文法・語法完全マスター』 で使われていた紹介文から引用しています。」