起業を考えたら必ず読む本 (Asuka business & language book)

著者 :
  • 明日香出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756918550

作品紹介・あらすじ

創業25年、徒手空拳で会社をいちからたたき上げ、強くしてきた自負があるからこそ書ける、起業のアドバイス本。起業を思い立ったらやること、決意して会社を辞める前にやっておくこと、会社を作ったらやること、負けず成功するために心に刻んでおくことなどのアドバイスを紹介。コンサルが書いたものにはない、力強さがあります!

感想・レビュー・書評

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  • 43,起業を考えたら必ず読む本

    ・つまり、「このビジネスはいくらかかるから、そのお金がたまったらはじめよう」ではなく、「今あるお金からやれるビジネスで起業すべきだ」という考え方です。

    ・最初からこうでなければならない、これを絶対にやり抜くんだというものではなく、もっと起業に対しては柔軟に考えておくことをお勧めします。

    ・お客様が具体的に見えてくるまでは、起業せずにじっくり待つことも重要なのです。

    ・「少しでもお金を儲けたい、生活費くらいは稼ぎたい」と考えるならば、お金になる仕事かどうかをまず考えるべきです。

    ・「これは知り合いの○○さんなら、必ずお金を払ってくっるはずだ」と具体的な名前を言えるものでないと、事業としては成り立たないと考えるべきです。

    ・1億人が考えたことないものはたぶん売れません。

    ・ある程度会社が軌道に乗るまで、まったく新しいもの、斬新なものは我慢してください。売り上げが安定し利益が出はじめてからでも遅くありません。

    ・「こうやったらもっと儲かるのにな」と感じたことをメモしてみてはいかがでしょうか?

    ・会社を辞めてもあなたと付き合いたいという他社の人脈が、起業の成功・失敗のカギを握っているといっても、過言ではありません。

    ・起業前に近所の地銀や信金などに個人口座を作っておきます。

    ・起業家は、「売れたら仕入れる」ということを頭に入れておいてください。

    ・できれば経営が軌道に乗る前は、お客様には現金販売か前金でお願いしましょう。

    ・会社経営は見切り発車。「この程度でいいかな。」というバランス感覚が必要です。

    ・人なんて少なければ少ないほど効率がいいのです。

    ・どんなアルバイトがいいかというと、受け答えがスムーズかどうかです。学歴や経歴はまったくあてになりません。日本人である必要もありません。とにかく普通に喋ることができるかどうかです。

    ・正社員を雇いたいなら昔から付き合いのある、知っているひとを雇いましょう。

    ・総務ができる人は営業やサポート、経理などもそこそこできるものです。できない人というのは何をやらせてもダメなのです。

    ・ロゴマークなんて作らない。会社名なんて適当に決めて後で変更すればいいのです。

    ・広告やパッケージ、ホームページなどの「見た目」にはお金をかけるべきです。

    ・安い値段には安いお客様、高い値段には高いお客様がやってきます。

    ・それなりの商品やサービスの場合、価格がある程度高くないと、大したサービスが受けられないと思われたり、まがいものやコピー商品を売られるんじゃないかと、むしろ疑わしくなってしまうのです。

    ・起業してしばらく経ったら。少しくらい高くても、複数の取引先と友好な関係を作っておいた方がいいでしょう。一方の取引先が倒産しても、助けてもらうことができます。

    ・銀行も同様に、複数の銀行口座を作りましょう。

    ・起業したての頃は、ミニマムにビジネスを行うことをお勧めします。

    ・登記さえすれば誰でも経営者になれますから、変な社長はたくさんいます。

    ・「起業家は仕事以外のことをしてはいけない。」と私は思うのです。「もういいんじゃないの。」という声が聞こえてきたらさらに頑張るのです。なぜこんなに働いたかというと、怖かったからです。

    ・友達や同僚と起業してうまくいった人を私は一人も知りません。

    ・どうしたら経営感覚が身につくかというと、本をたくさん読み、たくさんの優れた人と会うことです。勘が良くなるには大量の知識が必要です。

    ・いくらいいものでも、売れるまでには相当な時間がかかるのです。今まで行ってきたビジネスが立ち上がるまで、何でも1年半でした。逆に2年経ってもダメなものはダメでした。

    ・起業家が成功するために、尊敬を集めるというのは重要なことです。すごい人と知ると皆、誰かに教えたくなるんです。

    ・何かすでにビジネスとして確立しているものをあなたのアイデアでビジネスにしていくのです。

    ・会社が伸びるには社長の他にあと二人必要です。「必ず売る人」と、「必ず社内管理をやり遂げる人」です。

  • ・ベンチャー企業に無料でソフトを提供する
    ・ベンチャー企業が税理士と顧問契約結ぶ
    ・税理士が有料でソフトを買う
    というビジネスモデル

    まずは独創的な商材を作るのでなく、
    既に売れている商品をまねる
    そして「ここ、こうだったらもっといいのに」という変化だけを加える

  • 強いものではなく変化できるもの生き残る。
    起業は今までの仕事の延長上で考える。
    大手企業は、実績がないところは相手にしない。
    みんなが知っている仕事を、相対的に安くする、サービスをよくする、ことで軌道に乗せる。
    商売は、お客様と商品の両方が必要。まず自分ができること=商品、を用意する。または、売り先を捕まえる。
    ストックビジネスとフロービジネス=ストックを考慮しながらもフローで起業する。
    値段のあるものを売る=都度見積もりは売れるまでが大変。定価をつける。
    マッチングビジネスは難しい。両方の顧客が必要だから。
    自分で全部やれるビジネスか始める。
    フリーミアムは、大手がやること。
    ドンキホーテは、集客マシンでテナントレンタルで稼いでいる。
    ツタヤは、Tポイントを売って儲けている。
    クレジットカードを作っておく。
    現在の顧客に知らせておく。見込み客になるかどうか打診。最大の武器は人脈。
    ホームページはネットで依頼する。自分では作らない。SEOで毎月継続料金がかかるところは契約してはいけない。リンクを外される。
    名刺は3枚持つ。社長の名刺は余り使い道が無い。TPOに合わせて使う。
    東京はスピード感が違う。
    契約書を作る。
    利益が出ているのにお金が足りない状況を知る。
    国の補助金は、大企業のためのもの。国の考える中小企業とは数百人以上の会社のこと。企業育成は民間の企業のほうが数枚上手。
    高品質高価格戦略が中小企業の戦略。安く大量に、は大企業の戦略。
    属人的営業を排除しない。
    価格競争になってきたら、違うマーケットを探す。
    社員数が少ない方がいい経営。気に入った人が来なければ採用しない。
    正社員はいらない。普通に会話ができる人を雇う。
    儲かるチラシはない。広告費を上回るチラシはない。顧客密着営業。大手がやらない効率が悪い営業方法だから。
    専門特化したコンサルタント。曖昧な肩書きにしない。
    日本独自のVCのルール=株式買い取り義務=上場できないときには買い戻す約束。VCはよく調べる。
    起業家は仕事以外のことをしてはいけない。家族団らん、余暇、休憩、リフレッシュ、など必要ない。
    長く働く、早くやる、が一番。
    友達、同僚とは起業しない。
    ビジネスは、周辺が儲かる。パソコンを売るより教室、消耗品。趣味の周辺の商機を探す。
    ノウハウは出し惜しみしない。全部出して空っぽになってしまうなら、その程度。
    会社はなかなか大きくならない=売る達人と管理の達人が必要だが、なかなか集まらない。

  • 起業のやり方のノーハウについて詳しく説明してくれる本ではないが、リアルな起業の大変さを教えてくれる。
    起業と言えば、お金にも余裕ができ、好きな時間に働き、好きな車に乗り、家族とも有意義な時間を過ごしてるようなうらやましい社長のイメージがあるが、実際には、時間もなく、資金繰りに苦しむのがほとんどのこと。
    結局は、自分でどうにかして稼がなくてはいけないビジネスでは、会社をおこしても自由人にはなれない。お金が勝手に入ってくる仕組みや、従来と圧倒的に差別化されたノーハウ、アイディアなどを生み出さないことには、自由人には遠いと言う理解をした。

  • まったくのアイデアなしで起業した作家(起業することが目的)からのアドバイス集。
    そこまで無鉄砲でもないので、私には響かなかった。が、今後の参考になることもちらほら。

  • サラリーマンの私が空港での時間潰しにと本屋に立ち寄りマネジメントと起業のどちらにしようかと考え後者を選んで買った本です。なんとなく起業にも興味あるのでこの本も興味深く読み進めることが出来ました。実際に起業して成功された方が書かれている本なので言葉に重みと説得力を感じます。

    そして起業までいかなくてもマンネリ化したサラリーマンが背筋を正すような内容もあり刺激になります。特に1日16時間を365日働かないと不安を払拭出来ないと言うのはぬるま湯に浸かったサラリーマンでは感じることのないことですがそうしないと同業他社に勝てないというのは当然ですし、それは企業でも同じことだと痛感であり昨今の働き方改革の風潮が単なる足手まといのように感じます。

    私の兄も起業して一人で頑張っています。どこかマイページで楽天家な性格の兄が土日は当然のこと年末年始も休日は最低限で働いているのはこういうことかと納得できた本でもありました。

  • とても読みやすい。
    タイトルの通り、起業を考えたらひとまず読んでみると良いと思う。

  • 起業のリアルを書いた本!
    実務的な起業のポイントと注意点を記載。
    参考にはなることもあると思います。
    細かい手順は載ってない。

  • 起業すると起こる問題をリアルに書いた本。

    2016年に40代後半で起業の相談があり、話を聞くと経営に全く向いていないので「止めさせる」ために本書を薦めた。

    資金繰り等、リアルな内容が書いてある本書は役に立った。

    #書籍紹介 @BizHack1
    #起業を考えたら必ず読む本
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  • 読みやすい本でした。起業したら一日16時間働けと言っていました。

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著者プロフィール

1961年生まれ。法政大学経営学部卒。
株式会社日本デジタル研究所(JDL)を経て1991年に株式会社セイショウシステムテクノロジー(現、フリーウェイジャパン)を設立。
同社は、クラウド業務系システムを開発・提供しており、そのユーザー数は11万を超える。
ベンチャーキャピタルからの出資なしで事業を拡大できたのは、著者の斬新な戦略発想に依るところが大きい。
その力を頼って、上場企業を含めた様々な業界の経営者から相談されることも多く、積極的に他社を支援している。
無類のお酒好きで、Facebookなどを通じて読者と交流するなど、多様な面を持ち合わせている。

「2021年 『会社を伸ばす社長の心得と法則』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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