文章が劇的にウマくなる「接続詞」 (アスカビジネス)

著者 :
  • 明日香出版社
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本棚登録 : 192
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756920140

作品紹介・あらすじ

接続詞が上手に使えていないと文章につながりが出てきません。それどころが、意味が変わってきてしまうこともあります。また、同じ文章で何度も同じ接続詞が連発されると読みづらくなってしまいます。本書は、接続詞を上手に使いこなし読みやす文章が作れるようになるための指南書です。

感想・レビュー・書評

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  • 接続詞
     
    普段どれくらい意識して使っていますか?
    「そして」だとか「しかも」だとかいう言葉を考えなしに連発したりしていませんか?
     
    接続詞は読む人に文章の行く先をさりげなく教えてあげることのできる、いわば『ウインカー』の役目を果たしてくれます。
     
    しかし、乱用するとくどくて読みにくい文章になってしまいます。
     
    そんな接続詞について一つひとつ懇切丁寧に教えてくれちゃうのがこの一冊
     
    『文章が劇的にウマくなる「接続詞」』
     
    です。
    書いたのは『伝える力【話す・書く】研究所所長』のやまたくさんこと山口拓朗さん。
     
    いつもわかりやすい、実践しやすい文章指南本を執筆しているやまたくさんなので、今回の本ももちろん『超』がつくほどのおすすめ本。
     
    自分の文章ってなんかわかりにくいかも? とか、ちょっとくどいかも? とか伝わってないかも? とか感じたらこの本を手に取ることをおすすめします。

  •  最近は読んだ本について感想のようなものを書き残すことにしているが、なかなか上手く書けない。その一因として、上手く文をつなげられないことが挙げられる。そこで、『文章が劇的にウマくなる「接続詞」』を読んでみた。覚えきれないほどの接続詞が紹介されており、「すると」「はたまた」「とりわけ」「もとより」「暴論かもしれませんが」といった接続詞は上手く使ってみたい。同じ助詞が連続して読みにくいと感じるときのテクニックも紹介していて参考になる。暴論かもしれないが、作文が少し上達した気がする。

  • 逆には順序や方向、反対には対立
    したがっては結果重視、それゆえは理由・原因重視
    最後の呼応表現は、崩れた表現がかなり一般的になっていて、どこまで厳格に使うかは場面によりそう。

  • 「接続詞はウインカーである」という言葉に納得しました。なにげなく使っていた接続詞ですが、どの接続詞を使うかによって文章の印象が全く違うものになることを知りました。これからは、読み手にどのように伝えたいのかを意識して接続詞を使っていきたいです。

  • 普段はあまり意識せず使っている「接続詞」

    適切に的確な接続詞を使えていなかったなと感じた。

  • 接続詞を筆頭として、呼応表現や助詞など、普段何気なく使っている人が多いであろう表現のニュアンスや例文などを掲載した本。
    実際接続詞にこんなニュアンスの違いがあるんだ!という驚きや発見があって楽しめたし、繰り返し読んで活用能力を身につけたいと思った。とはいえ、本文に誤字が多い印象だ。一読した限りでも5、6箇所ほどの誤字を見つけてしまった。文章技巧の本でこれはいかがなものだろうか。

  • なるほど、日本語にはことほど作用に多くの「接続詞」があるのか…と思いを新たにする…ことは、するけれども、本書の要点を一言でまとめれば、冒頭の「接続詞は(自動車の)ウィンカー。後続車(読み手)を適切に導くもの」という一節に尽きる。

    あとは具体用例が続く。
    それだけといえばそれだけだが、意外に得るものも多い。以下、一例。
    削れる順接は削る、キメの逆接は残す。
    接続詞によるテンプレート化で文章構成力アップ!
    ★なるほどだ!

    「#文章が劇的にウマくなる「接続詞」」(明日香出版社、山口拓朗著)
    Day131

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  • 接続詞はウインカーである。
    「の」の連続使用に注意。
    「~たり、~たり」は繰り返して使うのが原則。

    言い換える=つまり、すなわち、換言すれば、言い換えれば、要するに、いうなれば、裏を返せば、

    順接する=だから、ですから、ですので、したがって、よって、それゆえ、ゆえに、そのため、それで、そのおかげで、そのせいで、そのせいか、すると、そこで、というと。

    逆接する=しかし、しかしながら、だが、ですが、ところが、とはいえ、だからといって、とはいうものの、それでも、でも、にもかかわらず、それにしては。

    対比する=~に対して、一方で、他方で、逆に、反対に、その反面、その半面、~にひきかえ、だからといって。

    結論を導く=その結果、結果として、結果的に、結局、血胸のところ、このように、こうして、というわけで、以上のことから、上記の通り、いずれにせよ、いずれにしても、何はともあれ、何にしても、何にせよ、ともかく、つまるところ、とどのつまり、

    添加する=さらに、しかも、おまけに、そのうえ、それに、それどころか、かえって、そればかりか、それなかりでなく、のみならず、加えて、ほかにも、ひいては、それから、そして、まして、

    補足する=ちなみに、余談ですが、なお、ただし、ただ、もっとも、そもそも、かわりに、そのかわり、そのぶん、実は、実のところ、なぜなら、というのも、なにしろ、なにせ

    選択を促す=または、もしくは、あるいは、ないし、それとも、はたまた、むしろ、いっそ、強いて言うならば、どちらかといえば

    並列・列挙する=また、および、ならびに、かつ、同じく、併せて、同時に、第一に・第二・第三に、最初に・続いて・最後に、まず・次に・さらに、

    転換する=では、それでは、さて、ところで、話変わって、ときに、それはそれとして、それはそうと、それはさておき、それはともかく、それにしても、思うに、そういえば、つきましては

    例示・仮定する=たとえば、具体的には、一例をあげると、なかでも、とりわけ、とくに、ことに、~を例に挙げるまでもなく、事実、実際に、現に、その証拠に、ひょっとしたら、だとすると、だとしたら

    主張する=確かに、もちろん、~のとおり、もとおり、さもなければ、~というと語弊があるが、余計なお世話かもしれないが、批判を承知・覚悟で申し上げますが、暴論かもしれませんが、

    その他=~なことに、多くの場合、世間一般では、~の場合は、~を踏まえて・考慮して・勘案して・視野に入れて・念頭に置いて、一見すると、表向きは、繰り返しになるが、~すべきは~な点です、なぜ、どうして、~というと、

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著者プロフィール

伝える力【話す・書く】研究所所長/山口拓朗ライティングサロン主宰
出版社で編集者・記者を務めたのちに独立。25年間で3500件以上の取材・執筆歴がある。現在は執筆活動に加え、講演や研修を通じて「論理的なビジネス文章の書き方」「好意と信頼を獲得するメールの書き方」「売れるセールス文章&キャッチコピーの作り方」「集客につなげるブログ発信術」など実践的ノウハウを提供。2016年からは300万人のフォロワーをもつ中国企業「行動派」に招聘され、中国の6大都市で「Super Writer養成講座」を定期開催中。著書に『「9マス」で悩まず書ける文章術』(総合法令出版)、『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則』(明日香出版社)、『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』(日本実業出版社)、『会社では教えてもらえない ムダゼロ・ミスゼロの人の伝え方のキホン』(すばる舎)などがある。文章作成の本質をとらえたノウハウは言語の壁を超えて高く評価されており、中国、台湾、韓国など海外でも翻訳されている。

「2021年 『1日1分で文章が勝手にうまくなる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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