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本 ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784756921000
作品紹介・あらすじ
<b>知っておかないと、あなたの資産と生活は守れない。</b>
新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって、世界はこれまでに経験したことのない未曽有の危機に直面しました。
サービス業を中心に生じた事業停止をはじめ、全産業にその影響が広がる中、各国の政府と中央銀行は前例のない財政・金融支援を発動しています。
いったい私たちの暮らしや経済は、今後どうなるのでしょうか?
常に長期の目線で経済を見通し、日本に「長期投資」の考えを広めてきたパイオニアでもある著者が、今後の見立てをまとめたのが本書です。
著者は、リーマンショック以降の金融緩和によって、これまでも資産バブル(株式や商業用不動産のバブル)が生じていたといいます。
今回の一件で、この流れにさらなる拍車がかかると述べます。
一方で、あまりに拡大された財政投入・金融緩和により、その破綻と崩壊も近いといいます。
そして、最後に襲ってくるのが「インフレ」です。
インフレのイの字も見えない現状の中、いったいどんな経緯をたどってインフレはやってくるのか、具体的に詳述。
「インフレは確実にやってくる」とした上で、では私たちはどんな対策をすればいいのか。それについてもしっかり解説します。
今後、世界と日本の経済、そして社会は、すさまじい混乱が起きることを覚悟しなければならないと著者はいいます。しかしそれは、健在な経済・社会に至るために、避けて通ることのできないプロセスだともいいます。
コロナ禍の未来を読み切る、著者渾身の緊急書き下ろしです!
<b>◎主な内容</b>
*各国はリーマンショック時を上回る金融緩和と資金供給に
*コロナ問題が落ちつけば、経済は急回復する
*今度のバブルは巨大、かつ短命で終ろう
*マーケットは激しい乱高下から総崩れへ
*主要国の中央銀行はどこまで財務を膨らませられるのか
*もう、インフレにまで行ってしまうしかない
*まずは悪性インフレ、そして本格的なインフレへ
*世界でもインフレの嵐が吹き荒れよう
*国には、恐ろしい現実が待っている
*年金や預貯金の目減りは割けようがない
*世界経済の大荒れに対処するための防衛プラン
*最大かつ最後の買い場がやってくる
感想・レビュー・書評
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古今東西、財政破綻が失敗国家の必須要素になる。貨幣を大量に発行して貨幣を流通させれば経済発展という昭和のナイーブな発想は罪深い。
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現実インフレになってきている
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さわかみファンド創設者の2020年5月発行の本。今後の予測。【第一段階】コロナ禍で株価が大きく下がったところを買う。【第二段階】コロナ収束で景気が回復すると余剰マネーがバブル化。乱高下で下落したところを買う。【第三段階】金余りバブル。2年で崩壊。財政悪化で政府も打つ手なし。株価暴落と信用収縮で世界経済大荒れ。これが最後の買い場。行き着く先は金利上昇とインフレ。年金生活者は苦しむ。生活密着型優良企業の株価は急騰。異次元の金融緩和策の甘い汁を吸っていたゾンビ企業は経営破綻して市場から消える。
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始まったな しかし最後は株を買えって…^_^
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インフレになる。しっかりした株式を持とう。
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長期投資の教科書
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予想の当たり外れは別として、金融は実態がなくて好きになれない私にはとてもわかりやすく、同意できる考え方。エッセンシャルでかつ応援したい企業への長期投資が筆者の理念。バブルの仕組みや金融政策がうまくいっていない理由も言葉で書かれており理解できた。死に金=穴を埋める、生き金=新しい道をつくる。今まで節約=緊縮財政の方が良さそうと思っていたけど、使うことも大事。実生活への教訓。
著者プロフィール
澤上篤人の作品





