<決定版>ベトナムのことがマンガで3時間でわかる本 (ASUKA BUSINESS)

  • 明日香出版社
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感想 : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756921291

作品紹介・あらすじ

2010年時点と比べると、GDP・1人当たりGDPがほぼ倍増した「陸のASEAN」の雄として注目されるベトナムの政治・経済・社会・文化の理解に加え、ベトナムビジネスへの進出方法、現地経営のノウハウ等を、完全見開き展開・マンガと文章で解説します。
さらに「決定版」発行にあたってカバーも刷新。より幅広い方に手に取っていただける一冊に仕上げました。

感想・レビュー・書評

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  • マンガというかポンチ絵だし、それだけをみていても全て読めたり理解できたりする訳ではないが、見開き左側ページのポンチ絵を読むだけならたしかに三時間ぐらいかも。

    とはいえそれにこだわらず、ベトナムの現状や歴史、文化、国民性について概観できて、手にとってよかった。
    ベトナムと付き合っていくにはいい入門書では。

    ○経済成長は日本の高度成長期なみだし、若いひとびとが、「ベトナムは成長する、明日は今日より良くなる」と信じているというのがとてもいい。(p18)
    ○親日、とくに日本への敬意や関心をいだいてくれているというのもありがたいが、その中心にいるのは経済成長を実現した世代ぐらいまでか。最近の若い世代はもうちょっと冷静で自分らしさを求める傾向(日本というとアニメと和食ていど?であまり敬意まではないという)。その辺を知っておくのは大事かもね。(p39)
    ○とりわけ、アニメ(ドラえもん、コナン、ハローキティ)の人気の高さ。サッカー選手(香川選手?最近はどうなんだろう?)や村上春樹も。90年代には「おしん」も。(p56)

    ○歴史は複雑。千年に渡る中国の支配が唐滅亡後の938年まで続き、1010年にハノイ(タンロンね遷都。しかし19世紀なかばに仏が植民地化、1930年にはベトナム共産党がおこったがその10年後には日本軍侵攻、日仏による二重統治。1945年に仏が武装解除、さらに、日本の敗戦により、9/2にホー・チ・ミン氏により独立宣言。(p60)
    ○そんななかでも幾度もの日本との縁。13世紀の元寇のころ、モンゴルはベトナムを侵攻したが激しい抵抗により食い止めたことで、三回目の元寇がなかったとされる。仏統治時代のドンズー(東遊)運動によるベトナム人の日本留学も。20世紀の日本軍進駐も仏からの独立運動の契機になったとか。(p63)

    ○社会主義共和国(世界ではほかにキューバ、ラオス、北朝鮮のみ)ではあり、国家や公務員の強制力は絶大。土地の個人所有も認められていない。(p88)
    ○経済改革・規制緩和は進められているが、政治は共産党が絶対。とはいえ人民の意思、幸福や平等を重視するベトナム流社会主義は中国や北朝鮮より穏やか。(p90)
    ○クリーンで保守的なリーダー、チョン氏は書記長と国家首席を兼任、汚職撲滅を推進し、ズン首相らを粛清。そして、後任の首相にフック氏。(いずれも当時)(p94)

    ○陸のASEANとよばれるインドシナ半島は、3回廊の整備が進められ、ベトナムが(港湾含む)交通結節点としてますます重要に。またもうひとつのインフラ課題は水資源管理。2020年のメコンは干ばつと大雨の被害に苦しんだ。

    ○サムスンとの蜜月関係。ベトナムの輸出額の25%をサムスン電子が占めるなど。グループ全体でのベトナムの雇用は直接間接で37万人とも。ここ五年間のベトナムの高度成長はサムスン電子と世界のスマホ需要が牽引したとも。(p114)
    ○IT産業は急成長。インターネットの普及率も高く、携帯の普及も。外国企業では製造業とIT企業には優遇。(p124,138)

    ○仕事より家族が優先。いい仕事に就いている女性も出産後は子育てと両立できる職場に転職。単身赴任はご法度で、家族帯同が当たり前。家族連れの社員旅行も忘年会などの行事も(とくにハノイ。(p182)
    ○解雇や減給が非常に難しいものの、試用期間で認められなければ不採用となるのは当たり前。(p192)
    ○女性パワー、出産直前までバリバリ働くことも。年に2回の女性の日。3/8国際婦人デー、10/20ベトナム女性の日をとても大切にしていて、会社としてその日に食事会やささやかでもプレゼントを贈ると喜ばれる。(p194)
    ○カフェは人気で、多くの日とは朝食は外食(フォーかバインミー、コーヒーをしてから出勤)。勤怠管理が厳しくないので商談の場にも。(p216)

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著者プロフィール

福森 哲也(ふくもり・てつや)
日欧を代表する戦略コンサルティングファームで活躍後独立。30年以上ベトナムの変化・停滞・成長を見続けてきた、ベトナムビジネスの水先案内人。現在、地方経済を支える中堅企業の組織・ヒト創りを、“外付けCHRO”的に支援することにも注力。上場ITベンチャー/ソニーIT子会社/二部上場企業/ベンチャー企業の役員等も歴任。
ベトナム関連著書:日本に初めてベトナム株投資を紹介した『日本人が知らなかったベトナム株』(翔泳社)/『ベトナム株投資完全マニュアル』(パンローリング社)/『ベトナムのことがマンガで3時間でわかる本』『ミャンマー・カンボジア・ラオスのことがマンガで3時間でわかる本』(明日香出版社)等

「2021年 『<決定版>ベトナムのことがマンガで3時間でわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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