図解 身近にあふれる「元素」が3時間でわかる本 (ASUKA BUSINESS)
- 明日香出版社 (2021年5月17日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756921383
作品紹介・あらすじ
私たちの生活は「元素」によって成り立っていますが、暮らしのなかでそれを意識することはほとんどありません。
本書では現在118個存在する元素のうち、本当に身近にあふれている元素だけを取り上げ、宇宙の成り立ちから人類の歴史、私たちの人体まで、縦横無尽に展開します。
感想・レビュー・書評
-
文部科学省発行の元素周期表には、「自然も暮らしも全て元素記号で書かれている」とのキャッチフレーズが書かれているが、本書はそんな元素について、元素とは何かに始まり、元素周期表の解説から、宇宙、地球、人類史、事故・事件、キッチン・食卓、快適生活、および先端技術等々の様々な観点から、元素がそれらにどうかかわっているかをわかりやすく解説している。
本書を読んで、先述の文科省のキャッチフレーズは正にその通りと、あらためて納得した。
ちなみに、元素は今のところ118番までしか発見あるいは生成されていないが、これで終わりではなく、本書によれば119番、120番の元素を合成すべく、日本を含め複数の国で挑戦中とのこと。
113番元素は日本が作ったということで、「ニホニウム」の名がついたが、119番、120番でも、また日本にちなんだ名前が付けられることを強く願っている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前半の第1-5章途中まで読了。
元素が具体的な日常品周りでどのように活用されているのか?という後半まで食指が進まず、もっと根本的な前半部分を楽しく読みました。
次亜塩素酸ナトリウムと塩素を含む塩酸やクエン酸が化学反応で塩素発生させるというのは、常識的なところですが具体的に台所やトイレで隣に並べている商品がまさにそもペアじゃんと驚愕しております。クエン酸で浴室洗った後がカビキラースプレーしていまいそう・・・
人工元素も超高速で原子核衝突させて融合なんて、そんな力技だったとわーと思い。
どうも一話題見開き完結型のタイプが最近肌に合わず、著者の文章で解説するほかの書籍やYoutube拝聴してみようと思う次第です。 -
元素について身近なモノを例に挙げてわかりやすく書いた本です。
洗剤や染料、宝石、プラスチック、蛍光灯…身の回りにある生活必需品には色々な元素が関わっているのだと改めて実感しました。
また便利な一方で、カリウムに置き換わり害を加えるタリウムやかつて起こった公害など人間にとって害のある元素もあるのも知ることが出来て良かったです。
勿論そう言った元素も使い方次第で便利になるとフォローもあります。
しかし最低限の知識(特に序盤)がないと混乱すると思います。
第1章は知識のないに等しい自分にとってはほんとにわかりづらかったのでもう少しわかりやすくしてほしかったなぁと。
それでもスマホとかで検索したりすれば出てくるしそれによって新しく知識を得られるのでそれはそれで良いかもしれません。
タングステンとかイットリウムとか馴染みのない元素やニホンニウムなど人工的な元素も出てくるので新たな発見もあります。
化学を全く知らないけれど読んでみたい方はスマホ片手に読んでみるといいと思います。
著者プロフィール
左巻健男の作品





