偏愛マップ―キラいな人がいなくなる コミュニケーション・メソッド

著者 :
  • NTT出版
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感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (105ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757101289

作品紹介・あらすじ

日常では:話題のないカップル、合コンで成功したい人、ほんとは対話したい親子、単にもっと楽しくおしゃべりしたい女性etc.仕事では:コミュニケーション力を高めたい人、職場の雰囲気を改善したいリーダー等とてつもなく効きます!瞬間的に通じあう!奇跡の出会いを生む!!感動の対話ツール。

感想・レビュー・書評

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  • 自身の好きを超える「偏愛」を詰め込んだ偏愛マップでコミュニケーションを円滑にし、よりよい人間関係を構築することを目的とした本。
    サラッと1日で読める内容でした。
    自分の偏愛マップを作って可視化するだけでも、自分のことを振り返って改めて知ることが出来るいい機会になると思いました。
    コミュニケーションツールとして使うには、なかなかきっかけが必要かなと思うので、
    自分発信は難しいかなとは思いますが、
    研修等のアイスブレイクとして使用すれば効果もありそうではないかと思います。

  • 勤めている会社のとある研修で、初日の準備課題だったのがこの「偏愛マップ」。実際にそのスゴさというか、効果を実感していたので、書店でこのタイトルを見かけた瞬間に手に取ってしまった。

    偏愛マップは、ただただ自分の好きなもの、偏愛するものについて1枚の紙に書き起こすというもので、フォーマットも粒度も問わない。パソコンでも手書きでも、箇条書きでもマインドマップでもいい。誰の人生にも、偏愛するものはあるはずで、誰しもそれについて語るのが好きなので、コミュニケーションのファーストステップとしてこれ以上のものはない。

    偏愛マップとそれを介したコミュニケーションという概念自体が素晴しいので、この本の中身自体が実はつまらないというのは、まったくの枝葉末節である。

  • いいとこどりで!?
    得意分野を強調しましょう

  • 尾石晴さんがVoicyで、自己理解のために良いかもという感じで偏愛マップのことを紹介されていたので、気になって読んでみる。

    この本の中では、偏愛マップは自己理解のためというより、最強のコミュニケーションツールとして紹介。さくっと読める本で、確かにコミュニケーションツールとして最強だな…と思わされるので、コミュニケーションを上手に進めたいと考えている人は、こんなアイディアが!とぜひ知っておくとよいと思うのでした。

    そして、晴さんが話していたように、自己理解のツールとしても活用できそう。ルールもなく難しいものでもなく、自由に作っていけることが事例付きで紹介されていて、すぐに自分のマップを作りたい気分に。

    本の中では、偏愛マップの事例として有名人の偏愛マップが紹介されていたけど、齋藤さんと同年代の方に人気&齋藤さんの趣味に偏っているのかな?という有名人の方々の例だったので、私には「この人はこんな偏愛マップになるのか!」とそこまで楽しめなかったのが残念。自分の推しの偏愛マップ、誰か分析して作ってくれたら相当楽しいと思う。

  • 職場内でのコミュニケーション活性化施策の一つとして、トライ前に読了。
    インターネット上でサンプルは豊富に閲覧できるが、オリジナルが提唱する勘所の理解につながった。

  • 偏愛マップ、それは自分がハンパなく好きなものたちを、読める程度に書き殴った、紙。
    これを見せ合いっこしておしゃべりすることで、嫌いな人がいなくなる、らしい。

    この好きなものを書き殴る事をしてみたい。まず、作ってみたい!

  • 偏愛マップ書くとしたら何を書こうかな?
    と考えるだけでなんだか楽しくなりました。
    面白いコミュニケーションツールだと思いました。

  • 自分が本当に好きなものだけを一枚の紙に書きだすだけで、他人とのコミュニケーションがスムーズにいく魔法のツール、それが「偏愛マップ」。
    本書ではその説明と実践例、および著者作成の、岡本太郎、向田邦子、ジョン・レノン、寺山修司、坂口安吾の偏愛マップとその説明が載っている。
    これを読んだら、がぜん自分の偏愛マップを作ってみたくなった。誰に見せるあてもないが、早速やってみることにしよっと。
    あと、偏愛マップとは関係ないが、ひ弱な文学青年だと思ってた坂口安吾が、ハイジャンプの全国大会で優勝したことがあることを初めて知った。おどろき。

  •  読むのはとてつもなく面白かったです。人の偏愛マップに見入りました。
     岡本太郎や向田邦子など、引き合いに出された面々の偏愛マップがディープで、ずっと見ていても飽きない面白さ。

     でも、自分でマップを描くのは億劫だな……★
     私、自分が何を好きなのかが分からなくなってしまったのです。好きなものが出てきません。どうした自分。応答せよ。心の奥底に問いかけて、答えを辛抱強く引きずり出さなければ、描けそうになくて。
    「好きな本は?」「好きな作家は?」「好きな言葉は?」山ほど読書していながら、こういう問いに答えることも苦手です。たくさんありすぎて選べない、って答えになっていませんよね……!?

     自分の好きなもの、よく分かりません。そんな個性のなさの裏側で、特定の物を強く好きになったり、嫌いになったりする自分の激しさを恐れているのだと思います。今まで何かに強いこだわりや意見を持つと、いいことなかったんです。感情を表に出すと、他人に嫌がられました。その反応に傷つきました。もう何も決めたくない。
     今はもうあきらめて、あまり簡単に心を動かさないよう注意深くなっているのです。個の差を消すことに、それなりに心を砕きながら暮らしてる。そんな自己を発見したのが、『偏愛マップ』で得た収獲かもしれません……。
     なんか、つまらない自分語りですまんね★

     ところで、この本によると、偏愛マップを使って相手の喜ぶツボがいくらでも突けたと抜かしたモテ男がいたそうですが、私、そいつの偏愛マップの利用方法に既視感があるんです。

    『死の接吻』の犯人がやったんですよ!
    http://booklog.jp/users/kotanirico/archives/1/B000J95DRW

     そう、犯人が書いたのは、マリオンの偏愛マップに違いありません。「同じものが好きならきっと悪い人ではないはずだ」と思ってしまう心理を突いて、彼女の趣味を事細かに研究し攻略したのです。腹が立つけど、そのくらい偏愛マップの威力は絶大ということか★

  • 偏愛マップについて知りたくて読書。

    偏愛マップのメソッドは初めて知る。マインドマップで描いてみるとより視覚的にも効果があると感じる。

    ノミニケーションに代わるコミュニケーションと紹介されている。確かにメソッドの効果は感じられる。しかし、しっかりとしたセミナーや指導を受けないとマップ作成も生かすことも難しいとも感想を持つ。

    とりあえず、殴り書きで自分の偏愛マップを作って見るようと思う。自己分析にもなりそうだ。

    本書はロサンゼルスのブックオフで購入しています。

    読書時間:約25分

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著者プロフィール

1960年、静岡県生まれ。明治大学文学部助教授。教職課程で中・高教員を養成。専攻は教育学、身体論。
著書に『宮沢賢治という身体』(宮沢賢治賞奨励賞)、『教師=身体という技術』『「ムカツク」構造』(以上、世織書房)、『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス、新潮学芸賞)、『子どもたちはなぜキレるのか』(ちくま新書)、『スラムダンクを読み返せ ! ! 』(パラダイム)、『声に出して読みたい日本語』(草思社)などがある。

「2001年 『自然体のつくり方 レスポンスする身体へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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