情報社会学序説―ラストモダンの時代を生きる NTT出版ライブラリーレゾナント001 (NTT出版ライブラリーレゾナント 1)

著者 :
  • エヌティティ出版
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本棚登録 : 88
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757101357

作品紹介・あらすじ

「情報社会・学」は、「情報学」一般でも「情報の社会学」でもない。知識と産業の発展に伴う個人のエンパワーメントがもたらす新しい行動原理と、そこから創発してくる新たな社会秩序の形を予想すると共に、そのガバナンスの方策を学際的に解明するのが「情報社会・学」の使命だ。これまで数世紀単位の時間・空間軸の中で、文明の分類、近代文明の特徴づけ、日本近代化の見直しなどを考察してきた著者が、いよいよ本書で情報社会自体の分析に挑戦する。次なる文明への進化をも見据えた『情報文明論』『文明の進化と情報化』に続く見逃せない論考。

感想・レビュー・書評

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  • 公の領域、公の原理、威のゲーム、国家、国民
    私の領域、私の原理、富のゲーム、市場、企業、消費者
    共の領域、共の原理、智のゲーム、シェア、コモンズ

    共の弱点:フリーライダーと島宇宙化

  • 情報を切り口にした社会の大きな物語を書く試み(の序説)。日本のウォーラステインというか、ブローデルのような巨視的なアプローチは日本の学問に絶対に必要!

  • 情報社会学・社会情報学という学問分野は広く認知されてきたものの、この領域についての適切なテキストはなかなか見つからないが、ようやく期待できるシリーズが発刊された。
    注や文献も豊富で詳細であり、リファレンス向きである。
    今後の続刊にも期待したい。

  • 500円だったので買ってしまった

  • 公文先生のことばは、私にはちょっと馴染み難いのだけれど、彼が素晴らしく果敢に現代社会に挑む姿は、今後の自分の研究に対するあり方に大きな影響を与えます。

  • 学校の課題で読むはめになった本。はじめは意味不明で最悪だったんだけど、情報社会が専門の友達に教えてもらいながら、読んだら、後半から結構面白くなった♪読んでみる価値あり。未来がちょこっと創造できるかも?新しい視点が得られるよw

  • 渡辺さん

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著者プロフィール

1935年生まれ。多摩大学情報社会学研究所所長・教授。情報社会学会会長。経済学博士。東京大学教養学部教授、国際大学GLOCOM(グローバル・コミュニケーション・センター)所長などを歴任。近代化の最終発展段階としての情報社会の研究に取り組む。1970年代に独自の社会システム理論を提唱。著書に、『社会システム論』(1978年)、『文明としてのイエ社会』(1979年:共著)、『情報文明論』(1994年)、『文明の進化と情報化:IT革命の世界史的意味』(2001年)、『情報社会学序説:ラストモダンの時代を生きる』(2004年)、『情報社会学概論』(2010年:編著)、『情報社会のいま:新しい智民たちへ』(2011年)など。

「2011年 『社会システム理論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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