ゲーム学の新時代 遊戯の原理 AIの野生 拡張するリアリティ

  • NTT出版
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757103856

作品紹介・あらすじ

〈遊戯〉の原理と最新テクノロジーがひらく新たなヴィジョン――ゲーム・スタディーズ宣言  

明治大学がゲーム学講座を立ち上げ、東日本におけるゲーム研究の拠点とすべく始動したプロジェクトの第1回シンポジウム「ゲーム研究の新時代に向けて」(2018年1月21日)をもとに書籍化する論集企画。論者は15名予定(詳細仮目次別紙)。ゲーム研究の先駆者でもある中沢新一氏の主宰および中川大地氏のコーディネートによる編著。ますます拡張発展するゲームを、人類の文化文明の本質に遡る、根源的・巨視的なパースペクティブの中で捉え直し、各研究分野を戦略的に位置づけ、国際水準での成果創出や新たな創造の土壌を築いていくためにも、基礎的・学際的なゲーム学の確立が急務となっている。本企画はその画期の書となるであろう。AI研究・開発との連携やコンテンツ事業へのフィードバックなど、ビジネスから文明論まで、多彩な論者による斬新かつ深い思索と実践を集結し、新時代の展望を開く

感想・レビュー・書評

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  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/523272

  • 約40年ほど前PC8001というパーソナルコンピュータの走りのマシンが発売されたのだが、メモリーは32K(32Mではない、しかも発売当初は16K)テキスト80桁×25行、グラフィック160×100ドット8色というとんでもないロースペック。発売後1年ぐらいで購入したが主たる目的はゲームであった。本書でも写真が出てくるTiny Basic Gamesなどに出てくるゲームを自分で打ち込んでプレイするのである。それ以前からあったStar Trekなどが一番のお気に入り。伝説の「信長の野望」初代版はPC8001用のゲームである。

    本書は、ゲーム学とあるが取扱い範囲はほぼコンピュータゲームとなる。コンピュータの歴史からゲームアーカイブの収集・研究の現状。コンピュータゲームの特性・本質に関する考察。フィクションとルールの関係。コンピューターゲームが社会規範を拡張する話。そしてコンピュータゲームから見たポストヒューマン時代の未来学。

    メタAIの概念は非常に面白く感じた。たちまちの効用はゲームのパーソナライズが可能なこと。キャラクターAIは人間と対等な対戦相手を実現する。

    最後はモホ・デウスに対する批判としての未来を「ヒトも動物も機械もすべてひっくるめて、価値の中心がホモ・ルーデンス(遊ぶ人間)ならぬアニマ・ルーデンス(遊ぶ生命)へと拡張されていく世界」と規定する。

    やや学術書に近い内容だが、過去から未来にかけて(コンピュータ)ゲームを展望する本なのである。

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著者プロフィール

一九五〇年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。明治大学野生の科学研究所所長。思想家。著書に、『チベットのモーツァルト』『雪片曲線論』『森のバロック』『カイエ・ソバージュ』シリーズ『アースダイバー』シリーズ『野生の科学』ほか多数

「2019年 『レンマ学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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