- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757121973
作品紹介・あらすじ
生きるための経営における賢慮の知とは?「美しく」なるほど、「したたか」に。人間中心のイノベーションこそが企業の卓越性を生みだす。いま、求められるリーダー像とは何か。知識時代の経営の本質。
感想・レビュー・書評
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賢慮のリーダーシップの概念がいまいち理解が難しい。要再読。
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TGLP
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本を本棚に追加しました。255冊目です。ソーシャルリーディング booklook (ブックルック)の本棚に「美徳の経営」を置きました。本です。
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ソーシャルリーディング booklook (ブックルック) http://spn.booklook.jp/item/17911/ -
美徳とは、共通善を志向する卓越性の追求である。実践的三段論法のスタンスは自分たちも常に意識しているところ。実践の中で得る知を活かして前に進む。
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哲学でした。
「賢慮」型リーダーシップ
理想と現実を往還しつつ知を変換する、かつ清濁合わせ飲むようなしたたかさを持ったリーダー像である。
この言葉が印象的です。
補足は、安藤さんにお願いします。 -
野中郁次郎&紺野登著「美徳の経営」読了。予想以上に面白かった。「美徳(Virtue)」という一見精神論的な概念を起点に知識創造モデルの戦略観を発展させ、社会的な視点で理想や目的、思いをカタチにしていく実践知と、直感的な仮説推論アプローチの企業における重要性を提起している。
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丹羽宇一郎は、「会社は誰のものか、という質問があるが商法上会社は株主のものに決まっている。しかしそれは本質ではない」という。会社の本質を語るには、それが「誰のものか」ではなく「誰のためにあるのか」が視点として重要である。
本田宗一郎が部下たちの戦略計画案の場面を目にして、そんなことをやっている暇があるなら面白いものを作れ、と怒鳴った逸話が残っている。~乱暴な考え方であるが、否定できないものがあった。単に現場主義と戦略計画の世代対立ではなく、それを超えたところにある「実践知」の重要性を説いたのだ。
アップルの歴史は、いかに一般的な戦略が役立たないかの実証だ。象徴的なのはペプシでマーケティング戦略の天才とすら呼ばれたジョン・スカリーの失敗である。アップルのようなイノベーションを本質とする企業では、創造行為の実践のみが課題であり、戦略目標や一般的な分析は効用をもたらさなかった。
デザインの目的は、最小の構造に最大の意味を包含できるような、多様で含蓄のある価値やコンセプトを、最もシンプルな構造や体験で表現することである。その過程を通じて、複雑な問題解決に確かさを与え(真)、人間のための本質的な社会的便益を具現化し(善)、創造的な感性を満足させる(美)。
ソーシャル・キャピタル(文化・社会に包含された共同体の知識)を企業の価値の源泉とすることは、市場ニーズでも技術シーズでもない、第三の価値創造の源泉となりうる。つまり、伝統(文化)とイノベーション(知識創造)はこうして連結する。 -
6つの賢慮型リーダーの要素は従来の欧米型、日本型リーダーと異なるハイブリッド型のリーダーだと思います。
深いです…