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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757122482
作品紹介・あらすじ
食糧確保に本腰を入れはじめた各国政府、農地確保に動く大企業、大手流通業者に翻弄される消費者…。ブラジル在住の農業エコノミストが明かす食糧危機の実態と、その舞台裏。
感想・レビュー・書評
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香芝なし
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本書は、拡大する人口と気候変動に伴った食糧危機について書かれた本である。
主に前半は「利用可能な耕作地」は既に大半は化学薬品や過剰な農耕による「生産性の低下」に見舞われており、さらに今後耕作に適した土地そのものが、新興国の都市化などで失われる危険があるとしている。
後半部分ではさらに気候変動や人間環境等の要因にも触れつつ、黒のシナリオ、緑のシナリオと分け、対策の必要性を説く。
食糧危機に関心のある人、国際関係に興味のある人などはデータもそろっていて、それなりに納得できる面もあると思う。政策への提言も含まれており、個人的には中々面白かった。
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