- Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757122819
作品紹介・あらすじ
資本主義に疑問をもつ人こそ、経済学を知るべきだ。身近な問題を通して説く、「経済学の考え方」入門。
感想・レビュー・書評
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左派、右派の何れにしても資本主義について何らかの思想を抱く人々が陥りがちな経済学の誤解を正すために書かれた本。この本を読むと、自分がなんとなく前提にしていた思い込みをあぶり出すことができるので、自分の経済政策の思想立ち位置を知るにも役立つ。
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カナダの哲学者が、経済的右派(リバタリアン)と左派(リベラル)の両方の陥りがちな間違いに対して言及し、右派は人の不勉強に漬け込むな、左派はもっと勉強しろ、と説得している(気がする)本。
経済学に興味がある人ならおそらくとても面白いので必読。
興味が無い人でも得るものは多いはず。
プロローグとエピローグをさらっとでも見て、興味が沸いたなら読んでもらいたい。
特にプロローグは、
・「ブレードランナーが衝撃的だったのは、近未来に広告が大量にある背景を描写する事で、もしかしたら資本主義は無くなったりせずずっと残ってるんじゃないのか?」という示唆をした事
・当時のSF作家が揃いも揃って予測し損ねたのは「情報技術の主役はロボットではなくITであった事と、市場が消滅せずに残っていたこと」
なんて話で始まっていて、とっつきやすい。
エッセンスとして、ここだけでも読む価値アリ。 -
資本主義の本質を理解するための良書
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面白そうなのに読む時間を取れなかった。時間ができてから再読することにして一旦返却。
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経済
社会 -
右派の謬見と左派の誤信の二部に分かれている。哲学者の著者が経済学の入門書を書いた。読んでいて分かりやすくは思うのだが、翻訳の問題だかもしれないが、論旨についていけない所が出てくる。
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第一部は右派の謬見、第二部は左派の謬見と題して、それぞれの立場への誤解や思い込みを指摘する形で、それぞれ6章ずつの計12章で論じる。