コンテンツビジネス・デジタルシフト―映像の新しい消費形態

  • NTT出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757122918

作品紹介・あらすじ

「クール・ジャパン」から10年。売上の減少や表現規制などに揺れるアニメに、今なにがおこっているのか?そこにある「メディアの転換(メディアシフト)」-インターネットのメディアとしての成立と台頭-が、コンテンツビジネスに与える影響を詳細に考察。

感想・レビュー・書評

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  • この本は本当に読みづらかったです。途中で投げ出そうかと何度おもったことか。内容についてはデジタルコンテンツの現在の動向や今後どうなっていくかを分析したものです。業界に興味がある方はどうぞ。

    IT関係のネタを仕入れるために僕はこの本を手にとって読み始めては見たものの、正直な話、これだけよみずらい本は早々めったにお目にかかれないものだと読みながらおもい、途中で何度か投げ出そうかとおもいながら最後までページはめくりました。

    文章もさることながら途中途中で統計や資料が提示されているものは本当に読みづらく、あっちこっちに飛んでは本文に戻らなくてはならないので、本当に読むのに難儀するのです。それはさておき、ここに書かれているのものは「クールジャパン」と呼ばれた日本のアニメ産業が今どのようになっているのか?ということを分析したものです。

    これを読んで、僕は最近のアニメ動向からはかなり遠ざかっているんだなぁということをつくづく実感しました。まず、ここに取り上げられているアニメの内容がまったくわからない。さらには映像の2次創作といってほかのコンテンツを切り張りしたものをMADといってYoutubeにアップしたりと本当にさまざまなことがアニメの世界にも起こっているんだなぁ、ということはおぼろげながらつかめたような気がいたしました。

    こういうコンテンツが最もインターネットの影響を受けやすいんだぁということを教えてくれた一冊でありました。業界の動向を知りたい方は参考程度に。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784757122918

  • コンテンツビジネスとタイトルにあるが、アニメビジネスと読み替えると良い。

    ASCIIの「メディア維新を行く」連載中のまつもとあつし著書。

    アニメビジネスの参考文書として特に役立つ1冊。
    業界キーマンへのインタビューを中心とした調査により、アニメビジネスの暗黙知的な業界構造・課題を分析し、シフトの傾向を挙げた上で提言をしている。

    業界構造の図や、ウインドウモデルの概念は分かりやすい。
    インタビューに基づく重要な情報等、引用したい箇所多数

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著者プロフィール

フリージャーナリスト・コンテンツプロデューサー。ASCII.JP・ITmedia・ダ・ヴィンチ・毎日新聞経済プレミアなどに寄稿、連載を行う。著書に『知的生産の技術とセンス』(マイナビ/@mehoriとの共著)『ソーシャルゲームのすごい仕組み』(アスキー新書)など。東京大学大学院博士課程で、電子書籍をはじめとしたデジタルコンテンツや出版プラットフォームやメディアの学際研究を進める。法政大学社会学部兼任講師・デジタルハリウッド大学院DCM修士。http://atsushi-matsumoto.jp/

「2015年 『凡庸な作家のサバイバル戦略──結局どうすりゃ売れるのさ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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