ニュー・チャイルドフッド ―つながりあった世界で生きる知恵を育む教育
- NTT出版 (2021年7月28日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757123762
作品紹介・あらすじ
ゲームとYouTubeに夢中になる子どもに、どう向き合う!?
デジタルな遊びは、子どもたちに、双方向につながりあった世界との関わり方、物事の考え方、協力のしかた、生き方、学び方を教えてくれる貴重なチャンスだ。そうした新しい遊びを通した子育てを、家庭、学校、社会でどのように実践して行くべきか? 子どもたちが「つながる」力を養うために、親にできることは何か? 心理学と哲学と経済を思いもよらない方法で結び付け、子どもたちが楽しんで学べるデジタルデバイスの活用法、21世紀型スキルの育み方、親としての心構えなどをまとめた、デジタル世代の子育て論。
感想・レビュー・書評
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#flier
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自分たちの固定観念を揺らがせる本。インターネットを通じてゲームやスマホ、SNSを通じてつながる世界に、どう向き合ってゆくか、考えるための本。
今は答えを教えてもらってその通りにすれば大丈夫という時代ではなく、自分なりの答え、自分なりの向き合い方を創り上げてゆくことが必要な時代。試行錯誤のときに、新しい視点や助けを得ることができる。 -
子どもに対するデジタルツールの考え方、接し方がガラッと変わりました。
固定観念に縛られている自分に気づきます。
星5つでは足りない本です。 -
最近は小1からスマホを持つらしいと聞いて、ギョッとしていた時に見かけた本。
大前提として、今の時代の子供たちがゲームやSNS抜きに育つことはない、とまず来る。
そこから、子供はどう育てられるべきか、どういうツールが『良い』ツールとされてきたか、古代ギリシャから現代までの流行り廃りの変遷にスポットライトを当ててくれる。
栄枯盛衰、諸行無常の具体例をたくさん示すことで、いいとか悪いとかじゃなくて世の中で主流のツールは常に変わっていくんです、というマインドセットに導かれる。
とはいえ、スマホの世界に野放しにすればいいって話じゃないよ!と。
最近どういうツールがあるのか、デジタル社会が促進しがちな消費文化のカウンターバランスをどう取るかについて、ヒントをくれる本。
子育て世帯に限らず、世の中が目まぐるしく変化していることに対して不安な気持ちを持っている人におすすめな本。
(Web3どころか会社のDX政策にもイマイチついていけなくて不安でたまらない、とか) -
エッセイとしては面白いのでこの本から卒論の着想を得ることはできるであろう。
砂遊びとどうようなテレビゲームやタブレットという比較は面白かった。著者は過去と現在の比較をしながら論を進めている。
著者プロフィール
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