悪の知性

  • エヌティティ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757140899

作品紹介・あらすじ

本書はジャン・ボードリヤール最後の思想書でありながら、そこから彼自身の思想圏の意想外の起伏や未知の地平、あるいはニーチェ、三島、ボルヘスからスローターダイクまで、「悪の知性」の実践者たちの言説につながる視座が見とおせる、ボードリヤール自身による魅惑的な現代思想ガイドブックになっている。

感想・レビュー・書評

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  • お馬鹿なアタクシにはちょっと難しすぎたかな?

    現実が消滅したと言うとき、それは現実が物理的に消滅したということではない。
    現実は存在し続けている。
    ー死んだのはその原則のほうなのだ。

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著者プロフィール

【著者】ジャン・ボードリヤール :  1929年生まれ。元パリ大学教授(社会学)。マルクスの経済理論の批判的乗り越えを企て、ソシュールの記号論、フロイトの精神分析、モースの文化人類学などを大胆に導入、現代消費社会を読み解く独自の視点を提示して世界的注目を浴びた。その後オリジナルとコピーの対立を逆転させるシミュレーションと現実のデータ化・メディア化によるハイパーリアルの時代の社会文化論を大胆に提案、9・11以降は他者性の側から根源的な社会批判を展開した。写真家としても著名。2007年没。著書に『物の体系』『記号の経済学批判』『シミュラークルとシミュレーション』(以上、法政大学出版局)、『象徴交換と死』(ちくま学芸文庫)、『透きとおった悪』『湾岸戦争は起こらなかった』『不可能な交換』(以上、紀伊國屋書店)、『パワー・インフェルノ』『暴力とグローバリゼーション』『芸術の陰謀』(以上、NTT出版)、ほか多数。

「2015年 『消費社会の神話と構造 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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