ふたつのドイツ国鉄 ―東西分断と長い戦後の物語 (人文知の復興 2)
- NTT出版 (2021年3月25日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757143586
作品紹介・あらすじ
ある戦後史・ある経済体制論
その美しい車輛と車窓から見える風光明媚な風景で人気のドイツ鉄道。ドイツの人々の生活と経済を支えてきた旧ドイツ国鉄は、戦後東西ドイツ分断の時代、DB(西ドイツ国鉄)とDR(東ドイツ国鉄)に分かれ、別の発展の道を歩む。そこには近代技術を担った大組織の苦悩と鉄道に関わる人々の人生があった──。1945年から1990年までの旧東西ドイツを舞台に、当時の史料からいま明らかにされる、もうひとつの戦後ドイツ史。
感想・レビュー・書評
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第二次大戦後からベルリンの壁崩壊までの間の東西ドイツの国鉄の歴史について、
ベルリンでの状況を中心に主に制度や経済面から記した本。
ほとんど知らなかった、東ドイツの鉄道について知ることができました。
並製本でパステルカラーのカバーからは、一見すると柔らかめの内容かと思えますが、
内容は戦後ドイツ史についてある程度の知識があるのが前提といえるくらい硬いです。
そのため、書店の鉄道関連書籍の棚にあったとしても、いわゆる鉄道マニア向けではありません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読了感のないモヤモヤした感じ。
電車に興味が無いとかなりきつい。
P4-5に「登場する略語一覧」とわざわざ載せるくらい意味不明な単語(たくさん出てくる)が頻出して理解できず、外国人の数も多い。
推理小説よろしく人名も一覧にしてくれないかな。
内容は大まかに理解できるし、終戦後のゴタゴタは知らなかったことなので知識の補完にはおすすめできます。
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著者プロフィール
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