- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757160545
作品紹介・あらすじ
すでにある都市を使う、デザインすべき場所を探す、建築の領域を再定義する。この3つが、この時代の都市再生の鍵を握っている。著者はリノベーションの仕事をやってきて、この手法は建物単体ではなく都市全体に対しても援用できると考えた。
感想・レビュー・書評
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面白く、興味深く読んだ。
タイトルからもわかるように都市の小さな一室から、ビルから始まり、そこに住まう、通う、通るだけの人の行動をも変えてしまう。
これは面白い発見だ!とはいえ、リノベする時にそういう意図がやはりあったんだと思う。
その既成概念にとらわれない発想の転換、場の魅力を引き出すなど...学ぶところがたくさんある。
小さなアクションがじわじわと広がりを見せていく...
海外の事例なども開設されておりその過程を含めなにか始めるとき降りかかる行政の縦と横の壁...
もっと柔軟に!著者の声が聞こえる。
すごく参考になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アフォーダンス:つい何かをしたくなる感覚
バスターミナル+クリニック+ドミトリー
黒板がコミュニケーションのきっかけ -
アメリカ、日本での事例、R不動産での取り組みと公共空間への適用も含めたアイデア。
設計の工夫のところは特にエキサイティング。
魅力的な都市とそこでの活動は、つまるところこういうところから生まれてくるものだと思える。
それをもって20世紀型のマスタープランの限界に疑問を投げかけている。
もっとこの周辺を掘り下げていきたい。
安い賃料を求めたアーティストの居住から、魅力的な飲食店が現れ始めてにぎわっていくという空間と時間のパターンはなるほどと感じる。
食はネットやECで簡単に置き換えられないけれど、人々が強い欲求を持つ部分だろう。 -
まちづくりのヒントを求めて読む。リノベーション、結局は建物や地域の作り替えということだな。成功事例をたくさん見ることができて得した気分だけれど、失敗事例のほうにこそ興味がある。
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4〜5
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馬場さん、カッコ良いな~!
今まで読んできた「東京R不動産」関係の本の、コンセプト的な物をまとめた本?面白かったです。 -
東京R不動産の著者がいろいろな実施事例の紹介と海外の事例、自らのアイデアの紹介をしている。
デザインとは、条件を設定すること、状況を作り出すこと。
敷地に何を建てるかも含めて建築ではないか。
アーティストが集まるのは、そこに展示会などを同時に開催することで規模の原理が働き、多くの人を呼べるから。
アーティストを安く住ませる代わりに、役所の仕事(パンフレット作成)を頼むというのはアイデアとして良いのではないかと思う。
バスターミナルを交通の結節点に、ドミトリーや銭湯を置く。
リノベーション特区構想は面白い。 -
リノベーションにおけるアメリカの事例から日本で著者が取り組んでるプロジェクトの紹介。
読みやすく多くの事例があって、日本のストックマネジメントにおけるこれからが垣間みえる。 -
資料ID:21101829
請求記号: -
建築という視点からこれからの時代をどう捉えて考えるかがわかる本。最初はビジネスじゃなかった東京R不動産という”あり方”の提言みたいなものが素敵。