人間は料理をする 火と水 (上)

  • NTT出版 (2014年3月13日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784757160583

作品紹介・あらすじ

料理は人類最大の発明である。人類は料理のおかげで高度な文明を築けた。しかし今、加工食品を買い、料理をしない人が増えている。これは人類に重大な影響をもたらすのではないか?
この問題を考えるため、フードジャーナリストである著者が、料理修業に旅立つ。愉快な料理修業を通じた多くの気づき、ユニークな料理人たちとの出会い、そして深い教養に裏打ちされた文明論が満載。料理という世界の奥深さを知ることができる(巻末にレシピも掲載)。

感想・レビュー・書評

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  • フェミニズムと料理のところは納得はいかないけど面白かった。バーベキュー食べたい。日本にもどっかあるのかな。

  • 【上巻】火:焼くこと、水:煮ることがテーマである。
    人間と動物の違いとは何か。人間は火をつかって調理をする。アメリカ人の本式のバーベキューは豚を丸焼きにすることである。調理する者と食べる者、南部の人種差別、本物のバーキューのこだわり。炭やガスを使って焼くのは邪道?
    ここで筆者が体験するバーベキューサンドイッチだが、「バーベキュー サンドイッチ」で画像ググってもそれらしいのは殆どでてこないので“bbq sandwich”で見てみる。本を読んでいればある程度想定はしていたが、日本人の美意識とはかけはなれた肉の切れ端がはみでたおどろおどろしいものを目にすることだろう。しかしこの肉の破片の中にも味付けへのこだわりがある。料理というとヨーロッパの食文化、というようなものを期待されては困る。そもそも肉を焼くということは神への捧げ物であり、共に食べるというのはコミュニティの団結へと繋がる行為であった。それが後半の、鍋で煮る料理、同じ鍋の料理を囲むという生活に繋がるのである。(下巻に続く)

    いい本なのだが、翻訳を上下巻買うと5,000円以上もする。原書で読めれば半額以下、キンドルならさらに安く…。

  • 料理を文化人類学的に切る…超好みな本だった。面白かった!!ノースカロライナに二週間出張したのにBBQを食べなかったのは一生の不覚だった。

  • BBQの美味しい作り方は放置、が印象に残ってる。
    主にアメリカでの話。

  • はい
    ブリスケチャレンジします

  • 煮込みの章の方がおもしろかった。
    料理は好きだけど片付けがやりたくないんだよなー

  • 火の章まで、積読

  • 料理をしなくなった人間は、料理をする必要性の無くなった人間は、どうなってゆくのか。それは、…
    実際、この著者のように、敢えて、料理にチャレンジしないと。その料理するということの価値に気づかないようになっている。僕も、もう少し料理をやってみようと思いました。

  •  料理に関する様々なことがらを4つの章に分けて解説しているが、この上巻では「火」と「水」についてとりあげている。「火」の章ではバーベキューというものについて深く掘り下げていて、それにひだわったお店の紹介やその歴史、そして筆者が実際に本格的なバーベキューに挑戦したことが書かれている。「水」の章では煮込み料理についてが書かれていて、そもそも鍋というものが登場してから様々なものを煮込むことができるようになったので人間は進歩を遂げることができた、ということが書かれている。料理に関する様々なことをいろな方面から掘り下げていて面白く、料理に対する姿勢もちょっとかわりそう。

  • 【所蔵館】
    羽曳野図書センター

    大阪府立大学図書館OPACへ↓
    https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000940422

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