- Amazon.co.jp ・本 (730ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757207875
作品紹介・あらすじ
この本には365個の日本語と英語の質問が用意されています。あなたは最初のページからはじめますか、それとも最後から答えますか?-寺山修司の秘書を務める著者が創ったミステリー。1977年の作品。
感想・レビュー・書評
-
365個の質問が1パージに1つずつ記されている。
どうでもいいような質問から、時の流れをピタッと止めるような質問まで。
1つの質問につき日本語と英語、それぞれの言語で裏と表から書かれておりどちらも表紙になりうる。1ページごとに日本文と英文が互い違いになっている。そのため、どの頁も日本文(縦)と英文(横)が重なり、十字架が浮いて見える。偶然?
気になった質問
「なぜ右利きと左利きがあるのでしょうか」
「年老いるということは何かが増加するということですか」
「終止符を打てば何でも終わるのでしょうか」
ひとつひとつに真剣に答えれば、それだけでドラマが生まれそうだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全ての質問に答えきれていないし、以前に答を出した質問も、今では答えが違っていたりで、何度でも楽しめる。(考えるのに色々頭が痛くなったりするのも、また楽しいです。)
-
1ページに質問がひとつ×365個。 自分では考えもつかないような質問ばかりで、答えを考えはじめたら自分を振り返ったり想像がふくらんだりしておもしろいです。「今までに忘れた人は全部で何人いますか」「海にも年齢があると思いますか」「純粋さとは局部的なものですか」「今まで食べたいちごの数を覚えてますか」 ……“難しい”というと違うけれど、ものすごく頭と心を使う本。そしてそれがとても心地好いと思える本。
-
自分を大事にしてください
単純な質問、哲学的な質問、想像力を必要とする質問、その様々な質問ページをめくる度に自らの内面へと導かれ、頭・脳・心でそれに答える。自分が何者で、何を考え、何を思っているのかに気づかされます。余談ですが著者は寺山修司の秘書だそうです。
中村 -
一つ一つがずっしりどっしり
-
暇つぶしになるかと思ったんですが、私にはこういうのは向いていないみたいです
-
再版から絶版が残念だった一品。
時々眺めては
「質問」の答えを考える。
レビュー→ http://moon.ap.teacup.com/tsubaki-net/566.html -
質問を目にした瞬間の、思考が廻る面白さ。
-
人に問う、ということは、実は非常に創造的な行為であることに気がつく。
-
永久に考えてて下さい。