- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757219052
感想・レビュー・書評
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高橋洋一先生著
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良く聴くけど、意味としてははっきり分からないし、調べて見ても難しい言葉が並んでいる事も..と言う60の言葉を説明している訳で。ただ、それでも更に基本として知っている言葉が無いと分からない事もあるので、超入門と言う事では無いと思う。それでも、分かりやすいし、土台作りには良いと思う
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【ソーシャルライブラリーから引っ越し中】
経済用語などの解説をしている本。「超入門」とあるが、日経新聞を苦も無く読める人ぐらいが読むのに丁度いい本だと思う。元官僚ということで、官僚側の言い分の背景などがわかって面白い。 -
高橋洋一氏が教授(先生)役で説明する、経済(個人的には、財務省出身だけあって財政面の言及が多いとは思いますが)を、5章、60項目に渡って説明している本。
もちろん定義等も説明していてるが、それ以上に高橋氏の持論と共に、今後の政策等についても言及している点がよい。
マクロ・ミクロ経済学とある程度用語が分かっている人が、高橋氏の持論を勉強するためによいとは思いますが、いきなり(超)入門書として使うのはどうかと思います。 -
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金本位制というのは金と通貨の交換比率を決めるもので、その交換比率が変わらなければ一種の固定相場制と言えるから、為替は安定している。また、金の輸出入もできるから貿易・資本移動の自由も問題はない。ただ、通貨量は保有する金の量で決まるので、金利の上げ下げ(これは通貨量を調節することと同じ)というような金融政策の独立性はない。『大恐慌論文集』によれば、金本位制に執着した国は充分な金融緩和ができず、デフレから抜け出せなかったが、金本位制を放棄した国では自由に金融緩和ができたため、すぐに脱出できた。24
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公共投資を行う場合、国債を発行して市中から資金を集める。すると市中のお金が減るので金利が高くなる。変動相場制のもとではたとえば日本の金利が上がると円が高くなる。金利の高い国で運用しようと円買いが進むからだ。円が高くなると、日本の輸出が減って輸入が増える。こうして、公共投資の効果は海外に流れてしまうことになる。一方、金融緩和(金融政策)を行って市中にお金を増やすと、金利が下がるので円安になる。27
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物価の下落と人口増減は、じつは関係がない。世界各国の物価上昇率と人口増減率を2000年から2008年まで平均して相関係数を求めると、0・1程度とほとんど相関がないことがわかる。一方、世界各国の通貨量増減率と物価上昇率の関係を調べてみると、相関係数は0・7程度とかなり相関がある。これほどの相関になるような他のものは見当たらない。以上のことから、デフレは人口とは無関係で、通貨量と関係があることが確認できる。110
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経済に詳しくないのですが、内容はわりと分かりやすいと思います。
ただ人に説明出来るほど理解したとは言えないかな。 -
なぜ今円高なのか。正直今まで分かったふりして腹に落ちてなかったのですが、今回この本を読んでようやくしっくりきました。初めて聞く論理でしたが、シンプルでわかり易い。筆者の論理が100パーセント正しいのかは判断できませんが、シンプルなだけに、本質を言い当てているような気がします。
この本を読めば、政治の未熟さが日本経済の足もひっぱっている事がわかります。