- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757224698
作品紹介・あらすじ
意思決定のためのフレームワーク
仮説を明確にし、大きな失敗を避け、成功を達成するために
ビジネスの世界では、物事が計画通りにいくことはほとんどない。特に、最近は過去の経験を生かすことができずに予想から外れ、思ってもみなかった事態へと進んでしまうことが多い。
なぜなら、ビジネスにはもともと「確実」なことは何一つなく、常に変化するものであるからだ。すなわち、ビジネスで勝ち残るには、「不確実性を減らし、変化に対応する」ことが鍵となる。
本書は、不確実な時代を勝ち残るためにできることを15のケースを通して学ぶ実践書である。
感想・レビュー・書評
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タイトル通り、不確実性分析に関する本。
ケースがあり、ストーリーに沿って解説、分析が進んでいくので実際の流れがわかりやすい良著。
不確実性に関する知見が系統的に整理されておりわかりやすい
グロービスの定量分析のよい復習となる。
《メモ》
・不確実性を所与としたとき、以下の4つの対応が考えられる
①立ち位置を明確にしておく。思い込みを排除し、深い思考とコミュニケーションができる共通の土台を構築する。
ツール→ストラテジーテーブル、インフルーエンスダイアグラム、モデル化
②起こりうる可能性を見積り、構えを用意する。想定有無で対応に大きく差が出る。
ツール→whatif分析、感度分析、モンテカルロシミュレーション
③不確実性を低減させる対処を行う。
ツール→デシジョンツリー、リアルオプション、ゲーム理論
④起きてしまった事象から学ぶ。過去の経験のみならず、他社や他業界の事例や予測した未来からも学べる。
ツール→逆損益計算法、マイルストンプランニング、シナリオプランニング
・リアルオプション
価値評価をどれだけ緻密にしても事業の価値は高められない。価値を高めるのは、決断を先延ばしにできるアイデアを作り出し、計画に柔軟性を持たせること。
・不確実性における武器、期待値、時間をうまく活用すること、先読み〔ゲーム理論〕詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ディシジョンツリー、期待値、リアルオプションなどの意思決定のツールがコンビニオーナーのケースから解りやすく記述。使える。