ニーズを聞くな体験を売れ: 2時間でわかる エクスペリエンス・マーケティングでお客に感動を与える
- ジェイ・インターナショナル (2002年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757301030
感想・レビュー・書評
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もう10年くらい前の本、初版を持ってたから改めて読んだけど
2011年現在でも全然ブレない本質をついた本だなと思う。
ブルーオーシャン戦略とか
やることは 情報を収集して、編集して発信することである とか
今やらなきゃいけないなって思う事と大差ない。
ものすごく先進的な本だったのかなと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古本屋で見つけて、タイトルを見てピンときました。
もうこれだけで本質を突いていると思う。
てかなんで古本屋に売られてるのかさえ不思議。
この本は読んで満足だけじゃダメ。
今までのやり方じゃダメ。
何が価値なんだろう? それは頭脳です。「脳で汗をかけ・脳に職をつける」
これ+αで手に職つけるのが一番。
タイトルの「2時間でわかる」ってのが余計^^:
どれだけ創造的になれるかの話です。 -
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▼ 100文字感想 ▼
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「顧客のニーズを踏まえて」「客のニーズを引き出して」
ビジネスの現場でよく耳にするが、ニーズって何なの?
という疑問が氷解する。仕事をもっと楽しもう、常識を疑っ
てみよう、という思いがひしひしと伝わり、やる気が出る。
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▼ 5つの共感ポイント ▼
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■映画ファンが黒澤明に「天国と地獄」をつくってくれと
言ったわけじゃない。アップルユーザーがiPodをつくっ
てくれと言ったわけじゃない。ニーズに真実はない
■ニーズなんてない。あるのは不満と、他の人がもって
るから、という欲望のみ
■阪急電鉄、阪急百貨店、宝塚、東宝などの礎を築い
た小林一三。自分では気づかない欲求に気づかせ、
その欲求を満たす体験を手の届くところに置いてあげ
たわけです
■印刷屋さんが企画した雑誌は、言いたいことを言うた
めに作ったものではなく、印刷の仕事を作るために言
いたいことを考えた雑誌。そんなの面白いわけがない
■人は経験したことのないことは、想像しにくい。
ノスタルジー普遍の法則 -
1.お客の「ニーズ」を聞いてはいけない
・「ニーズ」は素人が既成概念の延長線上で考えるもの ⇒ 新機軸、斬新さはない
・「ニーズ」は素人が予想できるものだから、そのまま出したら「驚き」、「感動」が無い ⇒ お客の「ニーズ」+αの演出で「ニーズ」を超える
・+αは、お客のライフスタイル、考え方等の観察、自分の体験から始まる
期待されていないところから、思いがけないサービスを提供する
あなたの魅力、会社の魅力を書き出せ!
2.「ニーズ」を超えろ
・商品自体のメッセージを強烈にアピールする
・他人と違うものを目指せ = ブルーオーシャンを目指せ
・ライフスタイルを軸におけ ⇒ 「こんなのを探していた」と言わせる
実際、お客は、潜在的に要望していても、具体的にはわかっていない、
そこに分かりやすいアピールで、モノ・サービスを提供する
あなたが一番したいこと、時間のすごし方は何か
書き出せ!
あなたの趣味、価値観を具体的な言葉にしてみろ!
その趣味や価値観をどんな人に、どんなモノ・ サービスで提供するのか設定しろ
3.こうやって「体験」を与えろ
・「なんかいいよね」を具体的に分析しろ!
・無目的、無意識に行ってしまう場所はどこか、なぜか考えろ!
・誰かに話したくなるストーリーを演出しろ!
キーワードは、「ノスタルジー」、「わくわくどきどき」
・何に幸福を感じるのか、いつ感じるのか、どうして感じるのか考えろ!
4.「エクスペリエンス・マーケティング」を実践しよう!
?情報を集める
?集めた情報を編集する ⇒ ここがキモ!組み合わせたり色々考えろ!
?編集した情報を発信する
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読みやすく、わかりやすく、感動した。