ウケる技術

  • ジェイ・インターナショナル
3.48
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感想 : 175
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757301788

感想・レビュー・書評

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  • ツッコミに関する説明にはっとさせられた。ツッコミはサービス業ということを知っておけば、上司の立場でも部下の立場でも、相手との妙な意識のすれ違いを防げるだろう。
    この本に乗ってることを実践できるかどうかはなかなか難しいだろうけし、実戦向きの本ではないけど、笑いを論理的に解いてくれた本は余り無いので色々めもった。

  • ケーススタディの内容に関しては正直かなりハードルが高いと感じた。ただ、使い分けなのかなと…空気が読めることは逆にそれを武器にして敢えて壊すという選択ができるということ。コミュニケーションはサ^ビスである。相手に楽しんでもらうという認識を持つことは非常に重要であろう。

  • エンジニアです。設計に何か客先にうける、役立つ術はないかと思い、手に取った一冊。

    完全にだまされた。笑

    けど、非常に面白かった。
    仕事にもこんな笑いのセンスがあると、楽しくなるだろう。

    ちゃんとしたレビューは他の方の見てください。笑

  • 6/23空気もの、キャラもの、前後もの、クリエイティブもの。裏切り、レッテル展開、カウンター、ボキャブラリー、天丼を意識。

  • 一見ふざけた内容に見えるが、中身は非常に考え抜かれて書かれていると思う。コミュニケーションとは正確にただしく伝えれば良いというものではないということが良く分かる本。

  • コミュニケーションのスキル本と言っていいのか・・
    技術の分類なんかはまあいいとして・・例文を読んで鼻白むってかんじ。
    うん、使いづらいね。

  • 「写真で一言」みたいなページで、コミュニケーションで知っておくと好い(とされている)笑いを取るための例みたいなのが載ってます。そのページに関してはそれなりに笑えて面白いんだけど、これが「会話の例文集」のページになるとあんまり笑えない。というか、前置きで断りが入ってはいるんだけどあまりに現実味がなさ過ぎて、3人いる著者の悪ノリの延長で本になっちゃったかな、という感があります。

    例文の残念さというマイナスポイントはありますが、会話の切り返し方や膨らまし方については、そこそこ面白いことも書いてます。が、これをコミュニケーションに悩む人が全員実践するなんてことになったら、とんでもなく鬱陶しいだろうなーというのが正直なところ。
    ウケを狙わずに真摯であることを第一に置くのも大切なので、まぁネタの一種として飛ばし読みするのが正解ではないでしょうか。少なくとも、本屋で新書を買わなきゃいけないような本ではないです。

  • 例文が全く面白いと思えない。と言うより不愉快で読了すら出来なかった。まあ俺はウケない組なんでしょうなあ。

  • 無駄なテクニック。誠意や熱意で真摯にコミュニケーションを取る方が結局は効率的で効果が有る。但し、水野さんは好き。

  • ※文庫版は加筆修正がなされているので、そちらの方がオススメです。

     「この世に存在する大多数の人間は、普通のコミュニケーションをしたいだけです。そんなところにズレた特権意識を振りかざし、自分のマニアックな好みを押しつけるのでは、引かれて当然です。
     我々は、『チャラい』『オモンない』と言われている人たちのさじ加減をこそ学ばなければなりません。衒学趣味に走りがちな我々は、全員肝に銘じなければならないでしょう」

     大学時代の先輩の教えです…orz
     「ついてこられへん人は置いていくよ!」と、わざと"濃い"(=誰もついてこられないどうでもいい)ことを言って得意がっていた自分…タイムマシンがあったら鈍器で後頭部を殴打し、軍靴で向こう脛を蹴り上げてやりたいです。

     「ダイスケさんのボケは、突っ込んでから解釈・理解するまでが長いんですよ」
     三十の坂を越してから、そんなご指摘を頂戴したこともございます。
     一部の頭のおかしい人を除き、圧倒的多数の人は「そんな元ネタ、知るかっ!」と突っ込んでくれたりはせず、元ネタがわからないとそのまま水洗便所に流すようにスルーされるだけで終わります。そんな当たり前の事に気づくまでに随分時間を費やしました。

     本書は、ケーススタディ形式で構成されています。「本書の特長と使い方」の説明を借りると、

     ウケるためのスタンス【戦略】
         ↓
     各ケースでの典型的な失敗例【Before】
         ↓
     転換点としての【このケースの考え方】
         ↓
     戦略とウケる技術を駆使して改善された【After】
         ↓
     Afterで使用した、ウケるためのテクニック【ウケる技術】

     となっています。
     研修教材かビジネス書のような構成ですが、これ自体がウケる技術を伝えるための教材であると同時に、研修教材やビジネス書のパロディになっているわけです。
     バカにできないのが「ウケる技術」の解説で、定義と構造化を読むと、今まで意識して使っていなかった技術の仕組みがわかり、冒頭で言われているように「一つ一つのアドリブがスキルに裏付けされたアドリブとなる」ように思います。感性に技術的な裏打ちを。これ、結構大事なことだと思います。

     お笑いについて一家言ある人が読むと、本書は「薄い」「ヌルい」と感じるかもしれません。ま、確かに笑いのテイストとしては薄味な感じなんですが、コミュニケーションの効果的な潤滑油としての笑いを目的とする本書の立場から言えば、「お笑い芸人じゃないんだから、これくらいで十分!」ということです。(更に言うと、売れてるお笑い芸人のトークやネタを聞いていても、「濃い」ことはあまり話していません。特にテレビでは。おそらく彼らはお笑いマニア以上に、視聴者に「伝わるか」ということを意識しているのだと思います)

     と言いつつも、本書の例は結構ベタを外したシュールなものや、ひねりの利いた返しなどが含まれており、「ケース」という具体例の提示の中で、書き手が遊んでいるのがわかります。だけど、基本やベタとシュール・ウィットの比率が絶妙で、もう小憎らしいくらい出力を調整してやがるな、とすら思わされます。

     今まで自己満足で「濃い」ことばっかり言ってきて、着実に人脈を狭めてきた人生でしたが、ようやく「緩急をつけた会話のピッチング」というのを身につけられそうです(涙)。

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著者プロフィール

愛知県生まれ。著書に『夢をかなえるゾウ』シリーズほか、『雨の日も、晴れ男』『顔ニモマケズ』『運命の恋をかなえるスタンダール』『四つ話のクローバー』、共著に『人生はニャンとかなる!』『最近、地球が暑くてクマってます。』『サラリーマン大喜利』『ウケる技術』など。また、画・鉄拳の絵本に『それでも僕は夢を見る』『あなたの物語』『もしも悩みがなかったら』、恋愛体育教師・水野愛也として『LOVE理論』『スパルタ婚活塾』、映像作品ではDVD『温厚な上司の怒らせ方』の企画・脚本、映画『イン・ザ・ヒーロー』の脚本を手掛けるなど活動は多岐にわたる。

「2023年 『夢をかなえるゾウ4(文庫版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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