ゴスロリ幻想劇場: 大槻ケンヂ短篇集

著者 :
  • ジェイ・インターナショナル
3.60
  • (22)
  • (24)
  • (61)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 221
感想 : 26
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757303515

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【398】

  • 季刊MOOK「ゴシック&ロリータバイブル」に
    連載されていた大槻ケンヂの短編集。

    やはりオーケンの真骨頂は短編!
    しかも全編テーマはゴスロリ。
    面白くないわけがない。

    お奨めは

    「ゴンスケ線状生命体」
    「メリークリスマス薔薇香」
    「二度寝姫とモカ」
    「ギター泥棒」

    の4編。特に「ギター泥棒」は秀逸。
    これだけで購入の価値がある。

    表紙・挿絵共にゴシック全開で◎。
    すごいぞオーケン。むしろ愛してる。

  • ものすごく大槻ケンヂです。
    雑誌「ゴシック&ロリータバイブル」に連載された掌編を一冊にまとめたものですが、どこがオーケンかというと。
    とりあえず、狂気。
    だけど、のほほんとしているというか狂気の軸がぶれているというか。
    そして、ほんの少しの人の悲しみとかおかしみとかがまぶされているというか。
    ゴシックが好き、ロリータが好きという人は読むと違和感を覚えるのか否か?
    とりあえず、オーケン好きは読むと良いよ。
    筋少+ゴシックとくれば橘高氏だが、「仲直り」後だったら橘高さんの写真とかも使われたのかねえww

  • こんなに面白くて切ないお話、他に知りません!!

  • オーケンが好きだ。
    けど詩の方が好きかな。
    オーケンは当事者じゃないから、痛々しさが無かったのは良かった。UFOとかハイ・ストレンジネスとか出てきてオーケンっぽかったし(笑)
    爆殺少女人形舞一号は小説があったんですねと。

  • 大槻ケンヂにハマったきっかけの本。短編だから読み易いし、グロテスクな幻想感が好き

  • 筋少のライブの物販で購入してそのまま積読してあったサイン本。15篇の「ロマンティックな狂気は存在する」という観点から怪奇、不条理、愛、夢、残酷、妖精、ロックなどをテーマにした短編集。「美しきもの。君は何だと思うかね?」「孤島に閉じ込められた気狂いの双子。殺された娘を中身に詰めた皮の椅子。深夜0時にボーンと柱時計が鳴る赤い部屋。(中略)人形しか愛せぬろくでなしの恋。…」

  • ゴスロリバイブルに連載していたものを加筆修正して収録。
    中長編になると大槻ケンヂノリがめんどくさくなったりして、つまらなさが本物になっちゃって疲れるけど、短編なら馬鹿さが軽快さに変わって見えていい。
    このノリがまた哀愁を誘う、胸きゅんしちゃう。夏に読むと全部そうだけど。

  • ゴスロリバイブルでの連載を集めた一冊。
    1つ1つの物語が短いので読みやすいものです。
    「ロッキン・ホース・バレリーナ」の七曲町子も出てきます。
    一番好きな短編はゴンスケ・綿状生命体!

  • KERA!のモデルさんが表紙の可愛い作りの本

    今まで読んだ作品の番外編?が多く収録されていて嬉しかった
    淡々と読めるのが魅力かも

全26件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1966年東京都生まれ。82年ロックバンド「筋肉少女帯」ボーカルとしてデビュー。その後もロックバンド「特撮」でも活動。その特異なキャラクターは音楽だけにとどまらず、映画、テレビ、小説やエッセイなど多岐にわたる分野で人気を集める。著作「くるぐる使い」「のの子の復讐ジグジグ」は2年連続で星雲賞を受賞。また『グミ・チョコレート・パイン』シリーズのほか『ロッキン・ホース・バレリーナ』『縫製人間ヌイグルマー』『いつか春の日のどっかの町へ』など著書多数。

「2022年 『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大槻ケンヂの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
嶽本 野ばら
大槻 ケンヂ
嶽本野ばら
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×