- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757407817
感想・レビュー・書評
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柴田元幸教授がアメリカの9人の実力ある作家に取材したインタビュー集。
作家というものが、いかに思考し、いかに行動しているか、真摯に語られて行く。小説家になりたい人がいたら、勇気をもって読んでみて欲しい。
私は本作を読んで、その創作姿勢というものに学ぶことが多かった。元論、オースター夫妻も登場している。
柴田元幸教授の翻訳で読んで、ゆっくり考えて欲しい。
私も作家になったのちに、本作を読み衝撃を受けた。
是非、お勧めしたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
気になる作者たちの作品の奥にこめた思いを知ることができて、対訳になっているから楽しく読みながら英語の勉強にも役に立って、さらにCDもついている‥!
私にとっては夢のような一冊でした、満足です -
英語参考書の類いになるのかどうか分かりませんが、アルクから出ているのでそうなるのでしょう。
学習にしても読み物にしても非常面白い!!
http://OTAKUKUN.exblog.jp/10854835/ -
対訳レイアウト、CD付きと知って即買いした。対訳は、読むときに両方一度には読めないし、むしろ「ここはどういう表現になっているのだ」といちいち気になって、ちゃっちゃと読めなかったけれど、CDはいい!通勤時の電車内でよく聴く。アートスピーゲルマンだけいつまでたっても何しゃべっているんだか聞き取れない。。。持っているのは青い表紙だ。
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読了。カズオイシグロ、ポールオースター、村上春樹以外は読んだことが無いので、来年の読書ライフの道標として。
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オースター、パワーズ、カズオ・イシグロ、レベッカ・ブラウン、アート・スピーゲルマン、ダイベック、ピアソン、シリ・ハストヴェット、そして村上春樹。作家が肉声で語る「小説の作法」とは? 英文併記。
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常に原作者の声を代弁する事しかできなかった柴田さんが、ついに作家自身の声を伝える事ができた本。その意味では柴田さんにとっても願ったりかなったりではないか。緊張の裏に、興奮を隠し切れない生の声でのやり取りにひきこまれる。
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文字(英語&柴田さん訳日本語)で見るだけでなく、
CDで実際インタビューが聴けるのが良い点。
おかげで柴田さんの声を初めて拝聴できました。
作家の実際の声を聴けたし。
ニューヨーカーの表紙は、
ニューヨーカー読者な英語の先生に実際見せていただきました。 -
シリ・ハストヴェット、アート・スピーゲルマン、T・R・ピアソン、スチュアート・ダイベック、リチャード・パワーズ、
レベッカ・ブラウン、カズオ・イシグロ、ポール・オースター、村上春樹という9人の作家のインタビュー。
CD付で、英語のインタビューと、柴田氏の日本語訳が左右のページに載っている。
色々な楽しみ方ができる濃い一冊だと思う。
柴田氏の訳を英語と比べて読んでみるのもよし、英米で第一線で活躍する現代作家達の
生の声を聞くのもよし、文学論、作品論に触れるのもよし、語学教材として使用するのもよし・・・。
作家達のポートレイトの写真も
美しい、素敵な一冊。
面白かったのは、ダイベックが、作家の読書の仕方は、
肉食性 carnivorousー と
例えていた所。自分の作品のこやしにするために、何かヒントになる所はないか、つねに
探しているような読み方を
していると話していた所。
また、村上春樹氏の作中の
第3者の位置づけー
うなぎの話も面白かった。
柴田氏、他の作家の方の文学に対する知識の深さに驚く。自分が勝負している世界の事は詳しいのだなあ、と。
また、どの作家も、書く事だけでなく、話も上手というのは、
かなりの驚きだった。 -
柴田元幸氏によるアメリカの現代小説の書き手8人+仲良しの村上春樹氏へのインタビュー集である。登場してくる作家たちの小説への真摯な態度に感動する。小説は、捨てたものではない、そう思わせる本である。柴田氏の翻訳は、相変わらず見事であるし、対訳で英語と作家自身によるCDがついているので英語学習者にも役に立つと思う。読むより訳すほうが速いという柴田氏。翻訳書、出しすぎです…買うのが追いつきません。ファンなんです。
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柴田元幸先生の発音と声に聞きほれているうちにリスニングのお勉強ができてしまう画期的な本。登場する作家の著作は知らなくても魅力的な人ばかり。しゃべる内容は奥が深く、言葉はシンプルなので引き込まれます。