小説ドラゴンクエスト5: 天空の花嫁 (3) (ドラゴンクエストノベルズ)

著者 :
  • スクウェア・エニックス
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757503090

感想・レビュー・書評

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  •  ドラクエ5のノベライズ作品。全3巻のうちの3巻。
     双子が生まれて良かったネーと幸福を感じていたのもつかの間。次々仲間モンスターが死んだり、自身と嫁は石にされたりと、あらためて5主人公はハードな人生送ってるなぁと感じた次第。(仲間モンスターが死ぬのは小説オリジナルですが)
     嗚呼お前も死ぬのか……と仲間が死ぬシーンは悲しい気持ちになったりしたものの、原作ゲーム的に考えるとお前らはこの先の戦い(ステ的に)ついてこれないしな……とも思ったので、モンスターじいさん家で幽閉とかにするよりは、見せ場をつくってカッコよく散らせるほうがいいのかなと。その後入れ替わるように仲間モンスター増えますしね。ぼくもゴレムスくんには大変お世話になりました。
     主人公が子供産まれてソッコー石にされたせいで、父として成熟しきっておらず、子と気持ちがすれ違い、そしてそれを乗り越え、父としても成長するってのはグッときますね。
     そして何を置いても過去に戻ってゴールドオーブを取り戻すくだり。涙なしには読めませんね。

     あっ、そういえばブオーンさんカットされてましたね。

  • 記憶の中のドラクエ5はもはやうっすらぼやけて、淡白なイメージがありました。それが間違いだったと思い知らせてくれる、ドラクエ5ノベライズの最終巻。読んでいて、こんなに激しくて斬新なストーリーだったのかと子供のころの衝撃を思い出しました。ファンタジーらしい華々しい描写も物語の力になっています。薄いキャラや描写不足な展開はあり、一方オリジナル設定がやたらと出張るので完全なノベライズではないものの、一つのノベライズとしては大満足でした。

  • ドラクエ7が悲劇と言われるけど、それ以上に悲劇に感じられた。
    10年捕虜、8年石、その間の時間もいない勇者を探しす時間に費やしていたとか、主人公かわいそう、、、



    マーサは3つの指輪がないと通れない魔界に通づる門を行き来できる類い稀な力と魔物と仲良くなる力を持って生まれたが、パパスと駆け落ちし、リュカを生むと同時に魔王軍勢に連れ去られた。
    パパスはリュカを連れてマーサを探す旅に出たが、ゲマにリュカを人質に取られて死ぬ。
    リュカは捕虜なり、10年を魔王の神殿建設に捧げる。逃亡後は、父の意思を継ぎ、天空の装備と勇者と母を探す。その過程で、天空人の血を引くビアンカと結婚。
    さらに父の故郷に戻り王となり双子が生まれるも、ジャミによってリュカ、ビアンカは石にされる。
    さらに8年後、勇者であった息子に石から解放され、天空の城で龍と会い、指輪を集めて魔界に行き、マーサの命と引きかえに魔王を倒す。

  • 今度、小説に沿ったパーティーでゲームしてみよっと

  • ゲマのキャラクターが、カルパッチョさんの実況やDS版(最も最後にやった作品なので)等と異なり、スーファミ版に基づいてるんだな、ってのを思うに至った次第。小説版ならではの設定と、純粋な子供達と妻に囲まれた、素敵な王様として生涯を過ごしたであろう主人公。よいと思います。後日談の部分が、あっさりとしすぎていてちょっと残念であったかも。せっかく家族揃ったのに、と思いきや誘拐事件、そこから、頼もしくとも幼い子供達に囲まれて再会される冒険譚、大団円に向かっての物語です。一気に加速していく。最後はハッピーエンドだから、よかったよねえ本当に。自分の人生もハッピーエンドになってください。なりますように!!笑。
    カルパッチョさん「コリンズ?バカ王子の息子なんかに、娘はやらんぞー。みかんちゃんも嫌がってるだろ?という父親愛ですわ」って感じで実況してそうなのを、思い出した。いや、ドラクエ5はカルパッチョさんの実況を聞くべき(なんか後半から全く異なる存在の宣伝になってる…!!!)。
    まあそれは置いておいて、「あとがき」が、最も印象的だったかもしれない。1巻2巻3巻、と、小説は主人公の人生の節目ごとに構成されているのだけれど、それの意義と、人間の人生と誕生と成長と引退と世代交替と、そういう当たり前だけど色んなことを考えさせられてしまう、人間の宿命的な、これから自分自身も体験していきそうなことについて、改めて考えさせられた瞬間であった。奇しくも、これが出版されたのが、10年ちょっと前。シドニーのマラソン金メダルの快挙後に、起こったことや現在へ至るまでの歴史的出来事を想起すれば、現実と複雑さとシビアさ、だからこその感動、個人にまつわる物語など、様々なことを考えざるを得ないのは、もう言うまでもないです。って、文章おかしくなってきた(121105)。

  • いよいよ最終巻。
    エンディングは忘れていたけれど、こういう終わり方は後味よくて好きです。

  • 20090816
    2日間

  • ドラクエ5 小説3巻
    最後の巻です。
    表紙に出てるように、主人公の子供が出てきます!
    にっくきミルドラースとの決着は・・・?

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著者プロフィール

1959年、岩手県盛岡市生まれ。上智大学在学中に作家デビュー。フィクション、ノンフィクションを問わずさまざまなジャンルの作品を手がけ、ゲームやコミックのノベライズなどもおこなう。おもな著作に「プリンセス・ストーリーズ」シリーズ(角川つばさ文庫)、『丘の家のミッキー』(集英社)など多数。公式サイト「久美蔵」http://kumikura.jp/

「2019年 『プリンセス・ストーリーズ 赤ずきんと狼王』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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