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- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757503670
感想・レビュー・書評
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BLかと思ったら血の繋がらない姉弟でちょいファンタジー風味な。くっつかないままの方が良かったなーと思った。そのままのが切なさ倍増で(笑)。言葉を尽くせば済むことをぐだぐだ内面葛藤で引っ張ってます。お姉さんは良くやってると思うんだが、弟やさしく頼りなげな風情して厳しいと思う。なんてわがままなんだ!と。自覚が無い上に僕が悪いんだなどと言っちゃうところがもう、苛々する。絶対この二人破綻するよ・・・(笑)。
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菅野氏は「人当りが良くて誰にでも優しい良い人」に見える人の孕む闇を描くのが巧いと思う(「毎日晴天」の秀・明信 等)
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「私が十七、弟が十五の夏。―十年前の、あの夏は信じられないほどよく泣いた。弟の連れているあの少年が姿を現した、暑さを感じる暇もなかったあの夏のことを、弟は、どんな風に覚えているのだろう。―彼はあの頃たった一人の、僕の友人だった。彼が何処にいると思って姉さんは、そんな遠い目をして見せるのだろう。コオ。暑いような、それでいて冷たいような湿気が、肌を包むようだったね。僕らが一番近くて遠かった、あの夏は―。 」書評より
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