スパイラル 推理の絆 15 (ガンガンコミックス)

  • スクウェア・エニックス (2006年1月21日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ / ISBN・EAN: 9784757516052

みんなの感想まとめ

絶望から希望へと向かう物語が展開され、登場人物たちの生きる意味を探す姿が描かれています。主人公は論理を武器に、失踪した兄やブレードチルドレンと呼ばれる子供たちを巡る複雑な事件に立ち向かいます。感情の葛...

感想・レビュー・書評

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  • 絶望から希望へ。
    この物語に教えられたことは本当にたくさんあって、出逢えてよかったなぁと思ってる。

  • 失踪した兄の影、ブレードチルドレンと呼ばれる子供、次々起こる事件。
    主人公の武器は論理のみ。果たして論理は圧倒的な暴力に勝てるのか!
    みたいな。
    出版社の都合で延びたマンガの典型なのか、原作者と作画の能力の問題なのか。
    私の六年半読み続けた上での感想を言います。

    「いい年こいてワガママいってんじゃねーよっ」

    ………。
    誰も理解してくれないから死にたいって?
    そのために何人の、どれだけの犠牲者をだしたのさ?ありえないでしょ、清隆兄さん。
    つか、原作者?
    いや、なんか、説得力もなんにもなくて。
    作品の根本なのにさ。そこが一番、不満でした。
    後日談とかはよかったんですけどね。。
    歩や火澄が、ブレードチルドレンが、生きる意味を探して必死に、ほんと必死に生きてて。
    でも、そのブレードチルドレンの一人である浅月が、のんびり構えてて。
    歩に、呪いなんて越えてやるよって軽くいった言葉がすごく強くて。
    浅月の生き方、私は好きだなぁ。能力的にはわりと劣るんですけど、後半、ほんと強かった。
    悲観的にならず、ちゃんと現実をみて、その上で楽観的でいた。

    なんか色々書きましたけど私はこのマンガ好きです。欲を言うなら、もう少しテンポがよかったらよかったんですけどね。

    歩の選んだ道があまりに悲しくて、泣きそうになりましたし。
    ひよのにピアノを聞かせるシーンには心からうれしくなりましたし。
    判断は人それぞれかもしれませんけど、ハッピーエンドなんだと私は思います。そう信じたい。
    じゃなきゃ、悲しすぎるから。
    歩くんが、絶望のなかにありながらも、幸せだったのだと。


  • 中学生の頃にアニメを密かに観てハマり、大人になってから漫画版を読んだ。
    僕が最も好きな漫画であり、表現にはまる原体験のひとつだ。

    漫画とアニメにズレはなかった。世界の外側にいる子供達が社会に埋め込まれている人間
    とどう関わり、どう生き、どこへ行くのか。特に漫画版についてここに記す。

    主人公の鳴海歩は漫画版の前半、人間であり、ブレードチルドレンと行動を共にする境界人だ。社会/世界の真ん中に立つ存在として、読者と同じ視点に立つ自意識の人間として描かれる。
    しかし後編は全く感情移入できない人間ならざる存在、ブレードチルドレンよりも世界の外側にいることが明かされる。

    主人公の翻身からの、神と悪魔の構図やら、推理小説さながらのどんでん返しやらで漫画として破綻しているとの評を聞くが、それらは全て本作の寓意(アレゴリー)がもたらす痛みを隠す為の試行錯誤の結果に過ぎない。本作の寓意とは何か?

    希望とは、絶望を知る者が、その暗闇の中で絶望を受け入れつつ光を信じること。そしてそのことが、同じ絶望を知る者にとって灯火となり、救いとなること。

    後半、最後の最後に読者が同じ視点に立てる人間となるのは結崎ひよのだ。


    ひよのの言葉「愛は見返りを求めないものですよ」がラストの伏線になっている。
    そう言えるひよのだからこそ、ラスト、歩の思いに気付く。社会に埋め込まれた「結崎ひよの」という記号としての人間に歩は最初から自覚的だった。歩が心を通わせていたのは、ひよのを演じていた人間である彼女だ。そして見返りは求めず、ただ思いを預かってほしいと言う(イヤリング)。ひよのの、歩に対する「愛」は演技なのか、否か。ひよのは気付いていなかった自らの思いに気付いて涙したとも言えるのではないか?そして、気付いても歩の死は免れない。
    ひよのの涙こそ、まさに絶望そのものであり、それによって読者が救われるのだ。


    これはまさに、「マグノリア」や「恋人たち」同様、ギリシャ悲劇の継承である。


    トランス、トリップ、眩暈を表現した漫画は数多くあるが、女性的眩暈というか、かなり狭い意味合いでのトランスに惹かれる。「バガボンド」や「ブルーピリオド」、「ブルージャイアント」を仮に男性的眩暈の表現とするならば、緩急や画面の速度、外的要因による表現ではなく、静かで一見淡々と描かれているが、読者にとって、読んだ後に、もう圧倒的に元に戻れない深い傷をつけられ、またその傷を修復不可能なまでに広げられる表現のことだ。浦沢直樹の「モンスター」のラストであったり、もしくは「綿の国星」だったりする。詩としての言葉も、同様に女性的眩暈を喚起させる。
    社会をなりすまして生きる、人間ならざる子供達が社会の中で追い詰められ、絶望を受け入れることによって読者が救われる「スパイラル 推理の絆」は、まさに女性的な眩暈を体現するミステリー漫画だ。

    もちろん絵も、肝心の推理の旨味も、いいところはいいし、下手くそすぎるところは沢山ある。なにより表面的な言葉を使いすぎたり、そもそも漫画としては説明セリフが多すぎる。というエンタメとしては凡作であることは否定できない。


    補足:「スパイラル 推理の絆」は、クリストファーノーランの「テネット」に似ている。
    組み込まれた記憶(記録)をなぞり、自らの死が規定されていても尚、使命を全うする者たちの物語。これは舞城王太郎の「龍の歯医者」も同じ。
    その中でも「スパイラル」のラストのドラマは、最も胸をえぐられる。
    名前も経歴も不明のヒロイン、ひよの(テネットの主人公に似ている)が自分と同様に記録を埋め込まれた存在である鳴海歩を最後の最後に(定められた)裏切りを行う。
    それでも歩はひよのを受け入れる。歩は死まで定められた存在。
    ラストのひよのの涙はなぜこんなにも心を打つのか?
    それは愛ゆえではない。エートスを受け継ぐ者同士が、エートスの指令ゆえに一緒にはいられない。世界は確かにそうなっている。
    郡司ペギオ幸夫の「天然知能」的とも言える。
    歩やひよのは、クイーンのフレディマーキュリーのようでもあり、「腐女子のつづ井さん」のようでもある。
    「徹底して受動的に、世界から引いて、しかし世界を愛出ている」からこそ、歩は自らの死をも受け入れ、ひよのは再び違う誰かを演じ続ける。


  • 久しぶりに再読。
    改めて読みなおすと、城平京先生の作るストーリーの主人公たちは本当に大変な道を歩んでいるなぁ…。

    最終話、歩は客観的に見たら幸せとはなかなか言えない状況。
    だけど、自分の音楽を取り戻せた、と言っている。
    物語全編通して、ひよののために惹いたのはこれが初めて?
    最終話の再開が歩とひよのがあう最期なのか、これからも時々は会えるのか…。

  • "「あんた抜けてもいいんだぞ こんなきつい話に付き合うことはない」
    「何言ってるんですか それじゃあハッピーエンドに付き合えないじゃないですか?」"

    完結。
    ヒロインに隠しがあるのはとても好き。

  • *
    結局收得有出乎意外!
    這套確實現在看 也直得整部收藏呢
    我也一直都很喜歡 書末原作與漫畫家 各自的感想

    城平知道自己作品中 可能會被攻擊的點
    與提示&「解釋」到何種地步的拿捏
    喔 本集書末說到的本作參考模型
    ...竟然是科學怪人@@!! ( Frankenstein

    是說這部真的是 主角最後還是逐漸邁向死亡...
    女主也沒有因為是女1而...
    (作者也沒有因為幾位遠瞻的讀者 而改變計畫XD
    可說滿足了我在先前幾部少女漫被和諧的怨懟吧XD

  • 久しぶりに読みました。「推理の絆」とあるので殺人事件→解決と思われがちですが全くそんな話ではありません。
    綺麗な絵と可愛いキャラクターからは想像できないようなグロくて救いのない絶望の話・・・ところどころにギャグもあってそれほど暗くないのですが終盤になるとしんどくなり、ラストまで読むと何とも言えない感覚になりました。けどそんな話がとてもおもしろい。

  • そういえば…こんな話だった…
    ひよのはマジ…
    ラストが好み。完全に救われたわけでもなく、というか。

  • 最終巻

    最後に歩は救われた気がするので良かった。

    たまにふと読みたくなる作品

  • このスパイラルという漫画は大好きでしたが、最後が少し残念でした。
    歩くんには幸せになって欲しかった…。
    水野さんと城平さんのコンビが、また見られたら良いなと思っています。

  • 最終巻のみ登録。
    少年誌らしく推理ものと展開したのは最初だけで、あとは終始サスペンス展開という内容。設定はかなりむちゃくちゃですが、一気に読ませる位の展開はある。問題なのは理論で進める展開なのにやや理論が強引。破綻はしてないが、へ理屈に近い。
    絵は丁寧でマンガチックで好みだが、この展開にあっているのかはよくわからないところ。少年誌には向いているが。

    良作だと思います。

  • 最後の巻がどこの本屋にもなく、アマゾンでも在庫無し、14巻まで買えて最終巻だけ買えないってどういう事よと思ったら、BK1で買えてほっとしました。最終的に裏切りの予想はしていましたが、ほぼ納得のラストに満足です。まぁ、無理っちゃ無理やりだけどなぁ

  • ひよのの正体はなんとなく分かってたんですがいざ突きつけられると衝撃でした。ブレチルの問題は解決してないし、90%くらいのところで結末を迎えてしまった感じ。でも、希望を残すような、やさしいラストがとても好きです。歩とひよの一緒に幸せになれーって心から思います。

  • 今でも読み返しては号泣してます。
    最後の歩の笑顔で読んでる自分も救われたような気がしてしまう。

  • 連載をリアルタイムで読んでいて、ラストのあまりの(読者にとっての)しんどさに耐えられず封印してましたが、数年経って気紛れでふと本棚にあった全巻読み返してやっぱり号泣しました。が、時間を置いて少しは冷静になってみると、これは物語の最大にして最後の悲劇=主人公の死をここまで決定付けながら猶、その生にこそここまでの価値を与えた、やはり希望を描きたかった物語だったんだなと思いました。希望≠幸福、希望≠救済、よって救済≠幸福ではないと。★5つは傑作というより問題作、衝撃の度合いからの評価です。誰の目から見ても明らかに不幸でなきゃいけないから、迫り来る死の影を前にして、その限りある時間の中せっかく(ようやく)出逢えた寄り添い合えそうだった女性の手まで放さなきゃなんなかったとか、どんだけ……orz まあひよのさんの特殊な立場からして、八方丸く収まるハッピーエンドはやっぱり最初から無かったですよね。作為的なボーイ・ミーツ・ガールから始まっても、一緒に重ねた時間や築いた繫がりは嘘じゃなかったですし、最後作中で何度となく歩に問いかけられてた『こんなに絶望的な暗闇の中でも今のおまえを支えてくれるもの』っていうのの大部分はやっぱりそれだったんじゃないかと信じたいですが、確かなことは物語の中で彼はまだ生きていて、その全身で懸命に希望を体現している、伝えている、ということですよね。それだけでこの物語の意義は充分だったんじゃないかと思う。幸せになるために生きてるんじゃないってのはあまりにこちらをやるせなくさせる結論ですが、最終話の扉絵とひよのさんに向けられた歩の笑顔は、決して絶望だけを読者の胸に残すものではなかったですよね。あまりに奇麗だから、胸が詰まるものでした。うーんやっぱり読み返してよかったです。直視できずに放り出していたこの物語が、ようやく自分の中で終えられた印象でした。

  • この巻がスパイラルの中で一番好きです。表紙も凄く好き。
    確かにあの結末は残念なところもあるけど、それが今では一番綺麗な終わり方だったのかなと思います。
    歩とひよののコンビが今でも大好きです!

  • この巻がものすごく大好きです。こんな結末も、いいなと思いました。
    全部知った後に読み返してみて、ひよのだった人と歩が並ぶのを見るとそれだけでもう胸が詰まる思いです。

  • これは泣いた

  • 運命の螺旋。神の論理を超えた、絆の選択。

  • 城平先生らしく、終わりは後味がいいのか悪いのか…
    そんなところが好きです。

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