地球へ… 1 (Gファンタジーコミックススーパー)

著者 :
  • スクウェア・エニックス
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レビュー : 138
  • Amazon.co.jp ・マンガ (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757520097

感想・レビュー・書評

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  • 絵的には昔の漫画風だけどとても楽しめた。

    宇宙や地球以外の惑星を舞台にした雰囲気は銀河英雄伝説に似ており、人間が自身たちに行き過ぎたコントロールを課した状況やエリートを選抜するシステムは、ハーモニーやNo.6を連想させる。けれどもそのどれとも違う、登場人物たちの強い想いがひしひしと伝わる作品。敵対するものたち全てが共通して持つ悲願。強く強く焦がれる、祖先が根ざしたという故郷、「地球(テラ)へ…」。

    自分はいま故郷の星にいるはずなのに、共に焦がれ胸が苦しくなるような、力強さと哀しさがあった。

  • アニメから入って、この漫画を購入。
    アニメはアニメでとても愛が入っていて面白かったけれど、原作の方が切なさが溢れてどうしようもなくなってしまった。
    でもまたふと読みたくなることがあるのはとても不思議。
    多分、それだけの魅力がある作品なのだと思う。

  • メカシーンは特に圧巻です。これも竹宮さんが描いたの?って
    思ってたけど、これは昔、漫画版ヤマトを描いてたひおあきらさんが
    作画しています。納得ですよね。
    お話も良いですよ~。

  • これを初めて読んだ時ものすごい衝撃を受けた。こんな面白い漫画があったのかと。今でも時々読み返す。絶対手元に残しておきたい漫画のひとつ。

  • システムから生まれた純粋な人間でありながら
    自己の存在を疑い続ける宿命を背負っている、キースが好き。
    かっこいいです。

    「職業もあなた本人の自由で選んだそうですからねえ』
    『適不適も考えずにですか!そりゃ世の中狂ってくるわけですよ
    "やりたい"と"やれる"は違うんですから』
    さりげなく交わされるこの台詞に、
    この漫画の一つのテーマが込められているように思う。

    読むたびに発見があります。

  • テレビアニメ化をされたのを機に購入。初めて読んだ竹宮作品であり、実質私にとっては24年組の洗礼ともなった日本SF漫画の傑作。
    萩尾先生の「精霊」シリーズを読んだ時も感じたことだけれど、この作品が描かれた70年代という時代、見識のある漫画家の間では「人類の進歩」とか「新人類」とかいう問題意識が一般的に共有されていたのだろうか。SFというジャンルがとりわけお好きな二人だからこその功績という気もするけれど、それにしてもこれだけのものを当時新進気鋭の少女漫画作家であった竹宮先生が描き切ったというインパクトはすごい。70年代という時代を知らない自分でも、当時の社会が受けた衝撃をひしひしと肌で感じることができるような気がする。しかもこれ、当時は少年漫画誌に掲載されていたということだし…まだまだ「創作の主体」という意味では、女性作家がSFから切り離されていた時代だったんだろうなぁ。

    ストーリーそのものの感想としては、読み進めるのに非常に苦労したという記憶がある。設定が難解だとかいうことではなく、全体に漂うあの何とも言えない悲壮感に中てられてしまって、なかなか最後までいくのが辛かったのだ。竹宮先生の作品って、これにしろ『風と木の詩』にしろ『天馬の血族』にしろ、なぜだか個人的には異常に読みづらい。1ページずつにものすごい集中力を必要とされるというか、1コマ1コマに一体作者がどれだけの情報を、伝えたいメッセージを詰め込んでいるのだろうと考え出すと、間違ってもぱらぱら斜め読みして終わるだなんてことができない。何かこう、作者自身が持っているより壮大で細密な世界イメージを、アウトプットの過程でぎゅぎゅっと濃縮変換したまさにイマジネーションのどろどろとした熱いふきだまりみたいな印象がものすごくあって、だから丁寧に扱わないと読んでいるこちらが火傷してしまうというか、他の漫画作品以上に真摯に向き合うことを作品側から要求されているような気分になる。べつに高尚というか、お高く止まってるイメージは全然ないんだけど、なぜだかものすごく頭を使わされる。というのは、もちろんあくまでも個人的な印象ではあるのだけれど。

  • 昔、子供のころ、映画を見た。

    マンガ本が出ていたので、借りて読んでみた。

    子供のころはストーリーが分からなかったけど、大人になってから読むと、けっこう社会的なストーリーになっている。

  • 物語スケールが大きい。よく考えつくなぁ。

  • 2007年復刻版刊行、初出1977年。77年「銀河鉄道999」、75年「11人いる」、そして74年「宇宙戦艦ヤマト」、本作後の79年「機動戦士ガンダム」。本書のあとがきで著者自身が述懐するように宇宙モノSFマンガ・アニメーションの一時代を構築していた70年代後半。本作もその時流から漏れず、また、女流らしからぬ(と言ったら言い過ぎかも)本格大河SFとして金字塔的作品。正直、著者の「風と木の詩」を読破した時は、確かに凄いが、女性作家らしさが滲みでている点で驚きは少なかった。ところが、本シリーズは違う。
    確かに、14歳を境に成長が事実上止まる「ミュウ」(ミュータント、新人類)の存在は、第二次性徴期を画期とする女性の変貌を明快に反映し、実に女流マンガ家らしい世界観。が、それと対立する旧人類や地球環境保全のための全世界的システム化、謎めいた地球の存在、銀河系各地に散らばる人類など、大河ドラマと言える硬質な世界観にはホントに驚かされる。凡百の感想より、一読してほしいが、さらにすごいのが、あの「風と木の詩」の連載途上での本作連載の事実である、対極的かつ高レベルの長編二作を同時並行させた著者の凄さに言葉を失う。

  • この物語に込められた様々な思いが胸に突き刺さって、窒息しそう。

    私は、機械に支配されたりしない!

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