咲 Saki (3) (ヤングガンガンコミックス)
- スクウェア・エニックス (2007年11月24日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757521643
感想・レビュー・書評
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県予選決勝も中堅戦まで終わり、百合要素も含めて、面白かった。
先鋒戦の、風越の優しくも侮れない「福路」のリードから始まり、次鋒戦を経て、中堅戦の清澄の部長「久」の登場と、目まぐるしく展開しながらも、昨年のMVPで怪物めいた「天江衣」を、和のエトペンの届け役として登場させる心憎い演出も面白い。まあ、この場面でのMVPは「ハギヨシ」かもしれないが。って、彼はすごすぎるだろ。「一」の設定といい、龍門渕高校、恐るべし。あと、悪いことしながらも、結局謝りに行った彼女らも、やったことは大人げないが、なんか良い。
ただ、私がいちばん印象に残ったのは、久のスタンスで、論理的でないが、目に見えないもの(流れやオカルトとも呼んでいるが)を生きる拠り所にしているところ。自分らしさなんていうと、ちょっと、こそばゆい気持ちにもなるが、この作品では、それを信じてしまいたくなる何かがある。高校最後の大会は、人生で一度しかないから、それに一生懸命になる気持ちも、高校時代を経験した私には分かるし。まあ、人生で一度きりは、高3だけではないんだけどね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
部長のピンッてしてタァンてするのかっこいい真似したくなる。絶対マナー違反だけど
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県予選決勝の中堅戦終了までが描かれる3巻。テンポ良く進みつつも、各キャラを掘り下げるのも忘れない。鶴賀にもスポットライトが当たってきた。チームを背負った真剣勝負の中でも、みんな全力を尽くしつつ楽しんでいるところが爽やかな読み味になっていていいよね。部長の悪待ちや空聴リーチは場をかき回してて面白いし、ツモった牌を指ではじくやつも絵的にカッコいい(マナーは置いといて)。
そして、いよいよ会場に姿を見せた天江衣。全国区の魑魅魍魎の一人と言われる彼女だけど、普段の姿は愛くるしい。エトペンのくだりも暗い話にならなくてよかったよね。それにしても、ハギヨシの有能さがすごい(笑) -
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県大会本戦の次鋒戦から副将戦直前まで。
さすがに一筋縄では行かさないですね。
点数差はシーソーゲームだな。やっぱりというか。
無論、それまで出してこなかったキャラの特技をここぞとばかりに出してきます。
ある意味紹介という面もあるのだけど、これ勿体無いような気がするなあ、もうちょっと伸ばしても良かったんじゃないだろうか?
話自体は相変わらず。メインキャラがしっかりしてるという安心感からさっくり読めた。
大会をメインにすえるのも、ある意味王道のストーリーだったりします。少年漫画では特に……。
まぁ、テーマが麻雀なだけに、大会で絡めないと厳しいから、必然と大会になるんでしょうね。 -
県大会決勝次鋒・中堅戦。
無名の鶴賀高校にも見せ場を用意し始め、各校の思惑を描いていることで、対局中の読みごたえが増した。ここまであまり語られなかった部長の活躍や、中学時代の話など後から出すエピソードで魅力をどんどん増していってうまい。キャラクターの魅力の出し方が見事だと思う。
そんな中対極では化け物となるとささやかれる天江衣の対極以外での可愛らしい部分を見せておくのもまたうまい。大将戦が楽しみだ。 -
女子高生がこぞって麻雀をやっているこうけいがすごいぜ
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うーん、こだわりはキャラクター性としてはいいのだが、こだわると肝心の麻雀の方が弱くなる気がするしなぁ。
そして、これは、イカサマとかそういうのじゃなくて、運の問題なの?
「ムダツモ無き改革」とかは、思いっきりイカサマでしたが、こっちは、いかさまな表現はないので、違うということなんだろうな~。 -
部長のアガリ方がかっこいいね。実際たまにわざと少ない待ちにする時はある。アガれないけどな