FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE(10)(完) (ヤングガンガンコミックス)
- スクウェア・エニックス (2012年10月30日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757537736
感想・レビュー・書評
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まさか「ドックライフ&ドッグスタイル」の最初のレビューが、最終巻になるとは思わなかった。
確かに「羊飼いの帰還」は、このオムニバスの中で、とびっきりの長編だったので、「これで終わりなのかな?」との懸念はあった。
終わって欲しくなかったけどね。
「フロントミッション」と言えば、”巨大ロボット・ヴァンツァー”だけでなく、”戦争”も描く貴重な作品だ。
薬莢の臭いを感じられるくらいリアルな近未来の戦闘は、他に類を見ない。
またこのオムニバス形式が、俺にとっては小気持ちいい作品に仕上げてくれている。
”パイルバンカー”が登場した回は震えたさw
さてこの物語のキーパーソンとも言える、フリーのジャーナリスト・犬塚。
こいつの使い方が凄く良かったね。
またこいつは、”現代の悪魔”のような存在だなと思った。
怖かった。
ただ、こんな特殊能力を持っていなくても、こういう存在はネット内では沢山いる。
こういうことが原因で、争いが起こることなんて、よくある。
そう考えると、これはフィクションだが、同じシチュエーションでいくらでも、現代にも戦争が起こりうるとゆーことを提示しているのではないだろーか。
正直に言うと、10巻で終わるのは勿体ない。
もっと読みたかったが、このくらいのボリュームがちょうどいいとゆー気持ちもある。
でも一番は、しっかり完結させてくれて嬉しかった。
貴重で、かつ面白い作品である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2013/01/13
立読 -
犬塚憎しとは思ったが、メタ的には犬塚とこの本の愛読者の視線は非常に近いんだよなあ。趨勢が傭兵隊と犬塚の数名で決するのはやや寂しい。
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◎ダ・ヴィンチ2009年5月号
「今月のプラチナ本」
2012年12月29日(土)読了。
2012-62。 -
ブン投げたな
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ラストバトル。さすがのスケールだった。
つづく、のだろうか……。 -
犬塚だけがえらいオカルトやないの。最終巻。
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戦争って救いがないなぁと、思うところで完結しました。ラストの民衆と政治とジャーナリズムなのかただの好奇心なのかが、曖昧なのは考えろっていうメッセージなのでしょうか?
もう一度頭っから読み直さないといけないなぁ。