僕は恥っこが好き(3)(完) (ガンガンコミックスONLINE)

著者 : 若井ケン

• スクウェア・エニックス (2013年4月22日発売)

感想・レビュー・書評

[『黒犬』の優樹さんの感想 · 2013年12月7日]

グッドハッピーエンド！！
それぞれのカップルがイイ形に納まったって点も個人的に推す理由なんですが、現実だろうと虚構だろうと確実に生まれる、惚れ合っていた男と女がくっつく事で、望んでいた幸せを手に入れる事が出来なかった、結果的に敗けた者の姿をしっかりと描いてくれた事も嬉しい
そう言う意味では、このラスト（カバーの裏も含めて）にはニマニマできたけど、のだちゃんを筆頭にした、青春を愉しんでいる恥っこ等をもっと眺めていたかったかな
特に、可愛い見た目に似合わず、性的パッションが激しく、色んな意味でギリギリのバイタリティを秘めていた水谷くんが、「イモデミタス」を達成できて、それ以上の事を許可してもらえたのか、気になっちゃう
でも、皆、幸せそうで何よりだ
やっぱ、人を好きになって、その思いの丈を怖がらずにブチ撒けるのは、何ら、恥じゃないよな。言わずに後悔して、その後を賢い臆病者になって生きる人より、恥ずかしいのがどうした、と言える人の方が明らかに勇敢で、その後も全力で人を愛せると思う。どっちが正しい、じゃないだろうけど、少なくとも、青春時代は一度しか来ないんだから、ビビってないで相手の胸中に飛び込んだ者勝ちか
世の中の青春炸裂中のカップルに幸あれ！！ そんで、末永く爆発して、ピンクな爆煙で世界を包み込んじまえ、愛すべきリア充どもめっっ