私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (5) (ガンガンコミックスONLINE)

著者 :
  • スクウェア・エニックス
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757540644

感想・レビュー・書評

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  • 喪女のまま高校2年生になってしまった黒木智子。とある出来事のせいで同じ高校に入学した弟や、相変わらずガサツな体育会系の担任。そして、2年生になって変わった環境の中智子はどの様に高校生活を過ごすのだろうか。

  • 同情とか、憐憫とか、不幸な主人公に抱くべき感情を突き抜けてしまった、何だか鬱屈としたモノしか、読んでいて感じられなくなってきた
    ホント、大袈裟じゃないが、彼女の奇行を目の当たりにしてしまったら、女と言えども殴りたくなりそう
    弟くんの深まる気苦労に・・・・・・涙が
    今は学生だから、これでどうにかなってるんだろうけど、学生って甘やかされる立場にいられなくて、社会に尻を蹴り飛ばされるような形で出たら、リアルに生きていけないだろうなぁ、この娘は

  • 新キャラが出てきて、もこっちも少しずつ変わっていく。すこしイキイキしてきた。

  • 孤独を煽った冬が終わり、春の芽生え。そして、孤独を共有する共犯関係へ。

    ここ五巻から十二巻半ばまでと「一年生編」のほぼ倍の分量を持つことになる「二年生編」の開幕です。

    まずは在校生を見送る卒業式、こちらは高校に上がってから一度目。二度目、三度目と重ねる日が来ると思えば、思いを馳せることができるなんとも感慨深い日です。

    続いて始業式、クラス替え。
    新たなクラスメートとの出会い、と。
    節目であり、気分を一新するには最適の季節というわけですね。
    全体を見ると、実はこの頃から一気に空気感が変わっていることがわかったりします。
    一巻から徐々に変化してきたことの表れでもありますし、空回りが空回りじゃなかったってことが証明されたというか。

    基本受け身ではあるんですが、積極的に受動的になるってわけのわからんアクションの取り方によって、この二年生編前半が、ある意味では黒木智子の主人公たるところを存分に堪能できるポイントなのかなとも思います。

    それはそれと、クラスメートに受けようとする姿勢の表れということで、見えづらいんですけどクラス内で知名度を着実に上げてきた時期と考えると意外と達成感があります。
    そんなわけでここからは新キャラも出てきて、話が転回を見せていきますよ。

    まずは「根元陽菜(ネモ)」。
    主人公・黒木智子の視界では背景に過ぎなかったはずの彼女が話しかけてくれて、段々と主人公の物語のレギュラーになっていくのが実に頼もしいんです。

    過去は白紙だからこそ書き込めるというか、一年生の黒木智子の自己紹介の回想が今になってなされ、ネモが覚えてくれていたというのが二人の今後を例えてるというか、示唆的ですよね。
    今後の巻で対比の効いたエピソードを持ってきたりもするのが実に上手くて美しくて胸を突きます。

    ちょくちょく体育の授業で顔を出していた「荻野先生」がクラス担任になって、お節介ながらに世話を焼いてくれるようになったのも一つ。
    デリカシーの薄い先生ですが、彼女がやったことが結果的にプラスにつながっていたりといい仕事をしてくれてます。
    それに表面上は大人しいけど、表に出さない反骨心を心の中で育ててる黒木さんの行動を結果的に後押ししてたりします。

    また、アニメも終わって余裕が生まれた頃合いなのか。
    輪郭に安定感が生まれて、コマ割りに細やかさも生まれて空間の把握もしやすくなっており、今後の(準)レギュラー格(井口朱里など)がコマに大きく出ても小さく出ても顔見せとしてしっかり存在感を示せています。

    ネモはシンプルな線で構成されたかわいいキャラということで案外安定させるのが難しいと思うんですが、主人公共々成功しています。

    そして、なによりスピンオフ作品『私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』から逆輸入されて登場した「小宮山琴美」の昇格が大きい。
    あちらのレビューでも触れましたが、主人公相手に性格を取り繕うことなく対等に渡り合えるライバルの出現によって話が大きく広がるんです。

    まだまだ孤独なぼっちからは脱しきれてないんですが、一人の卒業生と言葉少なながらに過ごした卒業式回やサボってるリーマンとこっそり秘密を共有する回は不思議と心に染み入る心地よさもあったりしました。

    言うなら一対一の心地よい孤独、どちらかが声を上げたら壊れてしまうようなシャボン玉のような儚い関係です。
    これをしんみりと、だけど心穏やかに描ける、それが『わたモテ』がどれだけにぎやかになっても大切にしている繊細さだと思っています。

    とは言え次は六巻。一対一から三角関係へ、一人の少女を巡って一人と一人の少女が争い合うそんな闘いのゴングを聞いてみたくなってくる今日この頃でした。

  • 読書録「私がモテないのはどう考えてもお前
    らが悪い!5」3

    著者 谷川ニコ
    出版 SQUAREENIX

    p70より引用
    “あっ そういえば友達はできた?”

    目次から抜粋引用
    “卒業式に出る
     間違われる
     自己紹介する
     周りにアピールする
     ポイント制にする”

     人とのやり取りがいまいちうまくいかない
    女子高生を主人公とした、妄想と苦悩を描く
    日常系漫画。
     これといった感慨もなく、卒業式に出席す
    る主人公・智子。することもなく、中学の卒
    業式を思い出していると…。

     上記の引用は、登校時に教師にかけられた
    言葉。
    デリカシーの無い人は、教師にはならないほ
    うが良いのではないかと思います。
     今巻も智子の妄想とそれに伴う行動は、よ
    り自分を追い込みます。自分は特別で、人と
    は違っていようとするのは悪いことでもない
    でしょうが、無理をして自分を苦しめるよう
    なことはしないで欲しいものです。読んでい
    て苦しい。

    ーーーーー

  • もこっちのメンタルの強さを見習いたい。

  • 気軽に読めて面白い。

  • 教師がキツ過ぎる。

  • たしか4巻がちょっと微妙な感じになっててもう続き読まなくてもいいかなーと思ってたんだけど5巻読んで良かった!!
    下ネタがひどい!
    弟との絡みが増えてうれしい!(そして同情する)

  • 2年生に進級した黒木嬢。
    痛すぎる自己紹介は読んでいて身につまされる思いがしました。
    こんな自己紹介はしたことないですけど;
    花粉の話と不味すぎる弁当の話が面白かったです。
    弟が同じ高校に進学して智子のよりどころができたようでよかったね!

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著者プロフィール

原作と作画のふたり組。著作には『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』『ちょく!』(スクウェア・エニックス)、『ライト姉妹』『ナンバーガール』(KADOKAWA)、『クズとメガネと文学少女(偽)』(星海社)などがある。

「2021年 『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! ミステリー小説アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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