BAMBOO BLADE C (1) (ビッグガンガンコミックス)
- スクウェア・エニックス (2013年10月25日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757541054
感想・レビュー・書評
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Wikipedia超大先生で高尾じんぐ見てたらバンブーブレード描いてること知ったのね,それで「ゑ!? そんなの描いてたっけ……」と思わず全巻買い揃えてしまったわけですが,表紙見て思い出した,当時「へぇ,高尾じんぐ版のもあるんだ」とは思ったものの,五十嵐あぐり版以外(ていうか原作者版)見て「ああ,これはないわぁ」と思ってしまったので,他の作画で読む気が起こらなかった(いや,単に土塚絵が好きではないだけです,はい)のでした.
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今回は挫折やトラウマを克服するストーリーだね。
展開的には朝比奈が主人公かな? -
新たなバンブー始動ということで購入、A、Bとはまた違ったバンブーになっていて面白かったです。どちらかと言えば他シリーズよりも土塚先生らしい熱さが込められていた作品でした。
負けから始まる物語。スポコン物の負けは時にキャラクターの成長を描くための材料として使われますが、基本主人公は少ない負けで勝ちを掴みとる作品が多いです。しかし、今回のバンブーブレードはその負けに焦点を当てた作品となっています。上を目指せば分厚い壁が待っていて、下を見れば自分を奈落の底に落とす穴がある。その地点に立っている者がいつでも踏ん張れるとは限らない。そこから逃げる者もいれば、未練がましく漂う者もいる。そうした、負けたあとの人間を描く物語が今回のバンブーブレードです。勝ち続けることが難しい世の中、負けることは多くの人間が体験していて、自分も大いに今負け続けています。だからこそ、負けた時の不甲斐なさも悔しさも、自分の心を悟ったようなセリフを吐いてしまった鈴治の気持ちは痛く突き刺さります。負けから始まったこの物語がどう決着つけるか注目ですね。
負け続けても何度も立ち上がるといえば少年漫画の基本ですが、その基本の熱さを土塚先生の原作と高尾先生の作画がしっかりと伝えてきます。高尾じんぐ作品は多分全部見ているんですが、ここまで泣き、怒りなどの激しい感情を描いているのは見たことなかったので大変新鮮でした。鈴治も気になりますが朝比奈キキ達三人娘もこの先どうなるか、2巻が待ち遠しい。あと土塚ネコをもっと中心にだすんだ!