薬屋のひとりごと(4) (ビッグガンガンコミックス)

制作 : 七緒一綺  しのとうこ 
  • スクウェア・エニックス
4.32
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本棚登録 : 2849
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757559639

感想・レビュー・書評

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  • アニメ ⇒ コミック(謎解き~)からの、こちら。

    「柘榴宮の風明」~「猫猫の妓女編」
    壬氏様が行動に移した!
    この辺のお話は大好きです。

  • どうやらこの第4巻で原作第1巻に相当する話が終わったらしい。近年の作品にしては随分ゆっくりとしたペースに思える


    この巻では後宮内部で繰り広げられた因縁が詳らかになる。里樹妃を狙った毒、毒殺を隠す為の新たな死。それらを巡る物語の終焉は少し意外な形であった気がする
    真実を明らかにするに当たりクローズアップされるのは最も歳上の妃である阿多妃。皇帝の妃の中で古株である阿多妃は女性性を感じさせない見た目であり同時に彼女に使える侍女も他の屋敷の侍女とは趣が異なるように見える。更に阿多妃はもう子をなす見込みもない
    そんな存在であれば後宮ならではの争いに巻き込まれないかといえばそうではない点は何とも言えない所。阿多妃がどの様な状況であろうと後宮に残ることや阿多妃の誇りを守ることが侍女たちにとって命をかける理由になってしまったりする。それが対外的には後宮ならではの争いに見えてしまう

    ただ、猫猫が明らかにした真犯人の動機はもう少しミニマムなもの。自分が最も大切にしてきた相手が大切にしていたものを奪ってしまったという悔恨、それを隠したいという欲求
    これは今まで話題になった後宮ならではの問題でも、閉鎖的環境で起こる問題でもなく単純に人間らしい感情から発する問題。人間的に色々と足りない部分が有る猫猫には理解しきれない。だからといって突き放してしまうのではなく、結果を変えないまでも犯人の希望を叶えるような提案は良かったね
    どちらによせ阿多妃が離宮から離れる事は決まっているし、犯人の処遇も変わらない。もしかしたら阿多妃は真相に気づいていたかもしれない。それでもここで猫猫が犯人の為に起こした行動はとても尊いものであるように思えた


    後宮で起こった問題の解決後は猫猫個人の問題が話題となる
    無理やり後宮に連れてこられた以前の猫猫は無理して後宮に留まる理由は無かったし、壬子も猫猫に対してそこまで強い執着は持っていなかった。ただ、色々事情が変わって猫猫は留まりたいと思っているし、壬子も引き止めたいと思っている。でも、双方捻くれていて更には想いを正直に伝えない悪い癖がでてしまう
    猫猫は壬子の想いが変わっていることに気付け無いし、壬子は自分の想いが変わっていることに気付きすぎてしまう。だからこその擦れ違い

    まあ、最終的には何だかんだ収まるところに収まるのだけど。少女漫画みたいな解決法はちょっと面白い
    展開がゆっくり過ぎる点は少々気になるものの、綺麗な絵でキャラクターの心情変化を描く本作はこの先も読み続けたいと思えるものだった。
    この先、猫猫と壬子がどう絡んでいくのか気になるね


    ……そういえば、簪の意味ってまだ説明されて無くない?

  • 後宮女官の飛び降り水死自殺!?事件
    阿多妃後宮を去る
    猫猫解雇からの身請け

    うーん。もう、壬氏メロメロじゃないか。主人公特権すごいなぁ。
    「大丈夫いつでも帰ってこれるから」って、絶対フラグだよね・・・

  • 小説『薬屋のひとりごと』シリーズのコミカライズ版の4巻。今回で、小説版1巻までのおはなし。主人公がお世話になってる高級娼館、緑青館の三妓女といわれている梅梅、小鈴、女華の3人もでてきます。あや美し。今回も猫猫は大活躍。おもしろいです。

  • この一巻で感情がぐちゃぐちゃになる!
    まずは切ない…全話通して切ない…

    いろんな切ないが描かれていて
    重ければ重いほどやりきれない…

    そんな中、後半の猫猫が異常に可愛い
    薬師バージョンでなく妓女バージョンの猫猫が
    この巻の癒し

  • まずやっぱり表紙の猫猫かわい~。やっぱり蜂蜜駄目か…それと三妃が出てきてくれてうれしい!三人とも好きだけど私は女華様が一番好きです。美しくてクールな表情しててでも猫猫とかに優しいところがいい!あと壬氏ってやっぱり猫猫のことが好きなんですよね~。最後の方、やばすきてドキドキしながら読みした。これから何回も読み直ししたいと思いまーす。

    次の五巻も楽しみ!読み次第、感想書かせてもらいます。

  • 今回も表紙かわいい。
    ひとつひとつのお話がいー話なんだよなぁ。ちょっと切ない感じで。好き。
    ところで壬氏さんですけど、このブグログの感想を渡り歩いていて気がついたんですが、何か色々と秘密があるらしいですね。全く気づかなかった、、、
    毎回言ってるけども、マオマオかわえー

  • 前回の問題の続きと壬氏かっこ可愛いの回
    スパイ猫猫は静かに大活躍で素晴らしかったです。
    乳幼児に蜂蜜、だめ、ぜったい。
    オーガニックであればあるほど駄目なんだよねたしか。これも漫画知識かもしれないけど。
    後半の壬氏はガオシュンによる過去がちらっと見えて何者なのか、、、!と明らかになる瞬間が楽しみです。
    小説版でも私が読んでいたところまででは明らかになってなかったと思うので新しい気持ちで待ち構えてます。

  • 里帰りでちょっと忘れていたが、里樹妃の毒殺未遂事件の捜査が開始。というか里樹妃はアレルギー体質なんだな。理解無い周囲のせいでとても不憫。でも前回脅しておいた毒味役はちょっと改心したみたいで良かった。
    そして猫猫は四夫人最後の一人である阿多妃の柘榴宮へ。阿多妃も侍女達も皆良い人で、だからこそ追いつめられて罪を犯した風明が切なかった。幼児死亡と蜂蜜の話でやな予感はしてたんだよね。赤ちゃんに蜂蜜はヤバいって言うしね。
    それにしても壬氏様、多分皇弟なんだろうなーと思っていたのに、さらに実はすり替えられた子供かもという展開で、つまり実質皇太子か?どんどん凄くなっていくな。
    風明の件で関係者一掃の中にうっかり入っていた猫猫は言葉足らずで解雇に。何気に妓楼の三姫にちゃんと可愛がられてる描写が好き。もう一回拾ってもらえて良かった良かった。

  • 堀で死んでいた女官の死が、園遊会での毒事件の謎解き?に繋がる。

    阿多妃が上級妃を降りる、命をかけて彼女を守る侍女達の切ない想い。
    阿多妃が語る、いなくなった息子?ん?似た男が猫猫の側に?

    この事件は、猫猫の養父の過去にも繋がってゆく。
    後宮を解雇となる猫猫は、花街に戻ります。

    緑青館の三姫の同席で壬氏との再会、その席で猫猫と壬氏とのイチャイチャ(笑)が可愛いやら、壬氏はニヤニヤです♪
    冬虫夏草を手にいれた猫猫さん、喜び過ぎです(笑)

    #薬屋のひとりごと
    #ねこクラゲ
    #コミカライズ
    #漫画倶楽部
    #漫画のある暮らし
    #漫画好きなので
    #漫画好きな人と繋がりたい
    #漫画好き

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著者プロフィール

福岡県出身。小説家、ライトノベル作家。2012年に「小説家になろう」に投稿していた『薬屋のひとりごと』が書籍化され、デビュー。同作は2種類のコミカライズされ、ねこクラゲ作画の作品は「次にくるマンガ大賞2019」でコミックス部門の1位、倉田三ノ路作画の作品は「Google Play Best of 2019」のユーザー投票部門にノミネート。23年にアニメ化された。

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