おじさまと猫(7) (ガンガンコミックス pixiv)
- スクウェア・エニックス (2021年3月22日発売)


- Amazon.co.jp ・マンガ (155ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757571549
感想・レビュー・書評
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敬愛する父に認められず、父が唯一認めたピアニストの神田を憎んでいたジョフロワ。彼が神田に教えを乞うために訪れた日本で出会ったのは5匹の子猫たちだった!猫が孤独だった人々をやさしく繋いでいく。
シリアス展開か?と思いきや、日比野に引き続いておもしろ愛されキャラだったジョフロワ!子猫を抱えて神田を訪ねた時の心の叫び。5匹と1人の子猫が迎えられたあの瞬間は思わず泣きそうに。神田の笑顔も温かかった。奥さんの愛はこうして受け継がれていくんだなと。相手の言葉の先を見て、誰もが持つ弱さを包み込む。これは自分の弱さをまず受容していないとできないことだよね。ぼくもこんなおじさまになれたらなと思わせてくれる。
子猫たちとふくまるたちの共同生活も可愛くてしょうがなかった。嫉妬しつつも、愛情をもって子猫たちに接してあげるふくまるの姿がよかった。自分へ向けられた愛をこうやって繋いでいけたら素敵なことだよね。ドラマ版ふくまるとのコラボや、現場レポートマンガもあっておまけも読みごたえあり。
ジョフロワが里親に出す子猫たちに名前をつけてあげるシーンも泣かされた。「私が覚えていたいから付けたんだ」と抱きしめるシーンは切ない。そこからの父・ギュスターヴとの物語も素敵だった。猫の可愛さはもちろん、人間ドラマでも胸いっぱいにさせてくれるマンガだと思う。そして、ラストに衝撃の展開!!早くも続きが気になってしょうがない! -
相変わらず最高。
巻末に、ドラマ化された時のエピソードが載っている。
ドラマ化された時、楽しみにしていて数回見たのだが、当時まだ原作は未読。
内容もおじさんと猫がほのぼの戯れるのかなくらいにしか思っていなかったので、ふくまるのぬいぐるみ感に我慢ができなくて見るのを止めてしまった。
こうして原作を読み進めてみると、ドラマを見なかったことが悔やまれる。
無理にふくまるに本物の猫を使わなかったのは猫への愛だろう。
キャストも良かったのだから、今からでも映像もぜひ見てみようと思う。 -
出てくる人がみんないい人なんだよ。
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…ギャグなのかシリアスなのか分からない。
いや、ノリとしては今までと変わらないんですが、新キャラ・ジョフロワの設定とキャラ、外見と猫バカ行動の落差が余りにもデカい。
良い話なんだけど、猫バカ要素が「お、おぅ…」ってさせてしまう。
でもホント良い話。
つい「フフッ」ってなってしまう。
現実だとそう上手くはいかないんでしょうけど、それでいいじゃないか。それが素敵なフィクションというものです。
…それにしても、おじさま以外はとにかく圧の強いキャラばっかりだなぁ…>血縁ですら。 -
父親に認められたいこじらせさんが、猫を拾って助ける話。といえば一言だけど、みんなどこかに闇はあるんだなー。才能だけじゃ生きてけないんだなぁ。
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好き
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1冊まるごとジョフロワと5匹の捨て猫の話。父親の愛情を感じられないジョフと息子に愛情を与えられないと悩むギュスターヴ、ピアノの天才というのは不器用なのかもしれない。
そして、捨て猫5匹に翻弄されるふくまるとマリンがかわいかった。
桜井海の作品





