事情を知らない転校生がグイグイくる。(8) (ガンガンコミックス JOKER)
- スクウェア・エニックス (2021年3月22日発売)


- Amazon.co.jp ・マンガ
- / ISBN・EAN: 9784757571624
作品紹介・あらすじ
善意は、ときどき、人を傷つける。
クラスメイトにからかわれてる女の子・西村さんの日常は、グイグイくる転校生の高田くんに変えられていく。新学期、西村さんがフードコートで出会った女の子は、新しいクラスの不登校児で…。Twitterで話題のハートフルストーリー!【WEB掲載分】+【ガンガンJOKER掲載分】+【新規描き下ろし】7巻もボリュームたっぷりでお届けします。
感想・レビュー・書評
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これホントに成長を実感する…。
善意は時に人を傷つける。
良かれと思っても、相手にとっては触れられたくない事だったり。
人間関係の難しさが中々リアルに描かれているなぁ、と。
でも、確かに善意で発した言葉が傷つけてしまった、と思えることが相手を思いやれる事であるし。
何より、「学校に行きたくないと思わせるのは、凄く大変だと思う」と言えるようになったのが大きな大きな成長なんですよねぇ…。
あとやっぱり日野君無敵(笑詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初版 帯
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「死神」というあだ名を付けられイジメの標的にされていた内気な女子小学生が、1人の転校生との交流によって前向きに成長していく姿を描く。
本巻で描かれるのは6年生1学期のエピソードPart1。
* * * * *
新学年が始まった。茜のクラスは6年1組。茜にとって大切な友だち4人は一緒のクラス。担任の倉敷先生も変わらず。ついでにイジメっ子たちも一緒なのだが、茜は気にもかけない。強くなったものだ。
さて、本巻のメインは新たな友だち。
稲田空という不登校児。頭はよさそうだが気分屋の癇癪持ちで口が悪い。普通ならお近づきになりたくないタイプだ。実際、茜は怒鳴られ邪険にされ罠にかけられと攻撃の的にされる。善意に傷つくこともあるだろうが、空の場合は捻くれてとりすぎだ。同情の余地なし。
それでも友だちになろうと空に対し自分からグイグイいく茜。独りぼっちの閉塞感の中にいる空にかつての自分を見たからだろうが、迷わず行動に移せるなんて、茜は本当に強くなったんだね。やはり大きいなあ、太陽の影響。
最後の話での空と大地のやりとり。おもしろかった。あのトンガッた空でさえ対処に困る大地の単純明快さ(ニヤリ)。慰め等の余計な言葉は口にしない。なのに心に含むところなど何もないことが伝わってくる。まったく最強だな。海美が惹かれるのもわかる気がする。
太陽の強烈な光を受けて輝き出した茜。次なる友だちは誰なのか。楽しみ! -
このへんでそろそろ、「事情を知ってても」転校生がグイグイくる。に、改めてもいいような気がした(笑)。
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相変わらずグイグイだな。
大人になるまで続いて欲しい。
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