この度、私、聖女を引退することになりました (SQEXノベル)
- スクウェア・エニックス (2021年4月7日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757571914
作品紹介・あらすじ
40歳アイドル聖女さま引退生活をエンジョイします!
恋愛禁止の聖女の職に就き『呪歌』で「魔のモノ」を鎮めてきたソフィアは、ある日突然引退勧告を告げられる。本来ならもっと早くに交代のはずが、気づけば40歳。長年の『境界の塔』暮らしで歌うこと以外取り柄もなく、皇帝の妹とはいえ嫁ぎ先のあてもない。これから一体どうしよう、と途方に暮れるソフィアだったが…。驚いたことに帝都ではファンの要望でリサイタルの準備が進められ、お忍びで街へ出ればあっという間に人だかり。その上、密かに想いを寄せるグラウ将軍からは過保護なまでに世話を焼かれるが、鈍すぎるソフィアは彼の気持ちに全く気づかない。そんな中、ソフィアを巡る陰謀も動き出し――!引く手あまたの40歳アイドル聖女さま、これからは引退生活をエンジョイします!書き下ろしは「魔のモノ」の国への弾丸ライブツアー(新婚旅行)!
感想・レビュー・書評
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能力も影響力も人気もあるのに、それを全く実感していないソフィア。何故そこまで自己評価が低いの。。。と言いたくなるけれど、家族との関係が影響したのかな。と思えてしまうのが悲しい。それでも兄家族とは仲がいいのは救いだけど。40歳まで聖女をやってきたソフィアが、引退してどうすればいいのか不安になるのは、一般的とは言えない生活を送ってきたと思うと当然なのかも。自分に対する好意に鈍いこともそれが原因のひとつなのかも。グラウとのやり取りはもどかしかったけれど、ソフィアにとって、そしてグラウにとっても初恋だったのかも。と思うと微笑ましくもあった。
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面白かった!けど惜しい!ピークは皇帝の子供達が魔の国に行く交渉が成功した所だった。もっと物販の様子とかグッズ展開の話も書いて欲しかったし、街でのリサイタルの話も読みたかった。ソフィア本人にも自身の人気を自覚して欲しかったし、グラウとのイチャイチャも少ないよ!続きが出るなら、是非ともそこん所よろしく!あと地の国との交流もあれば。
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