小説NieR Replicant ver.1.22474487139...《ゲシュタルト計画回想録》File02 (GAME NOVELS)
- スクウェア・エニックス (2021年6月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757573420
作品紹介・あらすじ
よって、この報告を以て、ゲシュタルト計画の最終段階への移行を開始する。以上。
『NieR Replicant ver.1.22474487139...』のノベライズ。 2017年に発表の長編、『NieR RepliCant Recollection(ゲシュタルト計画回想録)』を加筆修正した完全版! 2倍のボリュームにヴァージョンアップしてお届けする最終巻です。
感想・レビュー・書評
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このゲームをもし自分でプレイしていたら、胸をえぐられていたと思う。
大切なものを守るため、取り戻すために戦い続けた彼らのあとには、数え切れない数の死が積み重なっている。世界さえも犠牲にし、それでも大切なものを取り戻した。
それをずっと見てきた読後に広がったのは、ささやかな喜びとぽっかり大きな虚無感。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『NieR Replicant ver.1.22474487139...』ノベライズ作品の下巻で、「青年期 石の神殿グレーテル再戦~エンディング」までが描かれている。
上巻同様、基本的にはゲームの内容をベタ打ちの如くなぞるだけ(いや、一部は小説からリマスター版でゲームに追加された内容もあるのか。)なのだが、デボル・ポポル戦前の彼女らを描いた「双子の章」は、ゲーム内では描かれなかった村(世界)の秘密が明かされるエピソードで、世界観を深められる良きものであった。
また、ラスト「再生ノ章」では、本作で最も難解な部分を改めてテキストで読み直すことが出来た為、少し理解度を高めることが出来たように思う・・・いや、やっぱり最後のシーンを説明しろと言われると困るのだがな。。。(ん?この章は小説からリマスター版でゲームに追加された箇所なのか?)
ゲーム後半、世界の真相に迫る内容が多かったためか、上巻よりも満足度は高かったように思う。ただ、良くも悪くもシナリオブック。ゲームのストーリーを知る、復習する目的であれば良いが、読み物として楽しむには厳しい内容であった。