家から逃げ出したい私が、うっかり憧れの大魔法使い様を買ってしまったら(3)(完) (SQEXノベル)

著者 :
  • スクウェア・エニックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757579552

作品紹介・あらすじ

世界で一番幸せにしてやる 家から逃げ出したその先は――感動の完結巻!
大魔法使いであるエルが、世界を滅ぼす厄災を封印してから三か月。ジゼルは神殿で働きながら、エルや仲間達と幸せな日々を送っていた。しかしエルの体は厄災の影響で穢れに侵されており、治療のために姿を変え、魔力を封印することに。そんなある夜。 「君を迎えに来たんだ。僕の花嫁になってもらう」 ジゼルはエルと共に、グローヴァー王国の第一王子ジークベルトに攫われてしまう。そこで明らかになるジゼルの特別な力と、本当の家族。そして、母の祖国であるこの国が存亡の危機に瀕していると知りーー 二人の過去と未来を繋ぐ、愛にあふれた感動の完結巻!

感想・レビュー・書評

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  • ジゼルの瞳の色について、やけに強調されてるな……と思いつつも、特に触れられないままに終わっていたけれど、それが両親の謎も含めてここに繋がるのか……という、伏線回収&後日談アリのハッピーエンド完結巻だった。

    WEBで完結した作品の続きを書籍で書き下ろすパターンの中には、無駄に設定を増やしてずるずると長引かせるものもあるが、今作はWEBで足りなかった部分を補って綺麗に1冊で完結させた……という感じで良かった。
    WEB版しか読んでない人にも、3巻は読んで欲しい感がある。

  • 2巻で終わったものだと思っていたので、改めて完結巻が出たことに驚き。
    確かにジゼルのお母さんについてはまだ謎があったし、どうせなら主役二人のゴールインも見たい。
    という願いが全部叶って更なる後日談もある最終巻だった。

    ジゼルの誘拐から始まるので、2巻とはまた別の意味でハラハラしたが、姿は違えどエルが同伴しているし、不安感は前ほどはなく。
    攫ったジークも完全なる悪役どころか、どちらかというといいキャラだったので(後書きで明かされた当初の設定を見て驚くほど)緊迫したシーンがあっても安心して読めた。
    諸々の事象があまり長引かず、さっくり解決するから余計かも。
    エルがどうしてあんな姿になったのか、そもそもの根本もパワーアップしたジゼルの力で一発だし、某国家の危機も主役二人が最終的にはあっさり解決。
    そういう意味では、全体が本編後のボーナス的な話だったのかなという印象を抱いた。

    番外編は別個用意はされていて、ゴールインした後の幸せな「家族」も挿絵付きで見られたのは嬉しかった。
    主役二人の全年齢の範囲で見たいところは全部見せてもらえた、そんな感じの最終巻だった。

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著者プロフィール

ライトノベル作家。2021年1月商業デビュー。溺愛メインの恋愛小説を執筆。

「2022年 『二度目の異世界、少年だった彼は年上騎士になり溺愛してくる 1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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