二合仮名の研究 (研究叢書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (486ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757609006

作品紹介・あらすじ

一字二音節の音仮名である「二合仮名」は、訓字に親和し、訓字主体表記歌巻にそのほぼすべてが現れる。本書は、訓仮名や、同じ字音を素材にした略音仮名と対比しつつ、その働きを徹底的に解剖した。二合仮名は、仮名らしくない仮名であるゆえに使われ、仮名らしくない仮名であるゆえに消えていった。それは、完成品としての単音節の仮名の規範に照らしてそうなったわけではない。すべては、その表記、書記の動態上で起きていったことだった。二合仮名が異端化していくのが、すなわち単音節の仮名とその表記が成熟していく道でもあった。どちらかが因でどちらかが果というのではなく、訓字,訓仮名も含めた、文字表記の手段としての相互的〝張り合い〟が、互いに互いを刺激し合いつつ、もたらしたことだった。萬葉集の総文字数の1%にも満たないこの仮名が、その表記の考究に欠かせない存在であることを明らかにし、訓字や他の仮名との関係をめぐる新知見を提示する。

著者プロフィール

2006年 大阪市立大学大学院博士後期課程修了 博士(文学)
大阪市立大学特任講師、京都大学非常勤講師などを経て、2013年より奈良女子大学准教授(現在に至る)

著作『二合仮名の研究』(和泉書院、2019)

2007年 新村出賞研究奨励賞受賞
2008年 萬葉学会奨励賞受賞
2014年 漢検漢字文化研究奨励賞・佳作

「2021年 『上代日本語表記論の構想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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