- Amazon.co.jp ・マンガ (177ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757715417
感想・レビュー・書評
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ルポ漫画を得意とする著者が、お金がテーマの限りなくルポ漫画に近い構造を幽霊視点で観察する形に整えた作品。
金勘定に興味のある女性ジェニーと、勢いだけの少年チョキンが、人間世界を観察し幽霊や霊感のある人間たちとやり取りしながら、お金の仕組みを分かり易く解説し、そこにドラマを乗せた感じ。
お金周りだけじゃなくて業界の暗部も語る。
まぁマンガだから、暗い部分を煽って作品を盛り上げている部分も多少はあろうとも思うけど。
主人公が事故にあい、自分の命に値段がつけられる「命の値段」に始まり、マンガ雑誌やアニメ、コンビニのお金の仕組みが語られる。
アニメ監督の知人も放送時の評判が良くても続編が作れるかどうかは円盤(DVD)次第って言ってた気がするな。
+ギャンブルの話。
モンティホール問題を吹っかけて解説無しはいただけない。
まぁつなぎの話で解説するページが足りなかったんだろうけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アニメって最初なんぼあって最終的に作るとこにはなんぼになってるんやろ
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コミック雑誌、アニメ、コンビニ、と身近なものたちのお金の話。最近アニメの乱発で、どうやって採算取ってるんだ?と思っていたけれど、こりゃあジリ貧になるわな・・・という感想。好きなマンガやアニメはちゃんとお金を出して買わないとね、という当たり前のことを改めて考えた。
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期待以上に楽しめた。
読んで価値のある漫画。 -
タイトル通り銭に関する話。→売りました
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いろいろな「ものの値段」を知るマンガ。
「いのちの値段」、「マンガ雑誌の値段」、「アニメの値段」、「コンビニの値段」。
ハートフルな話を絡ませず、ドライなストーリーにしたほうが、もっとおもしろかったかも。 -
8割9割知ってる話であったとしても十分勉強になる。
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銭。
鈴木みそ氏の作品は学生時代ファミ通でよく読んでおり、その頃から世の中の仕組みを分かりやすく咀嚼して本質をついたマンガにしてくれる好きな作家でありました。
銭というと、少し意地汚い印象を持たれがちな単語かと思いますが、そのあたりも踏まえたうえでのタイトルかと。
1巻1話目の命の値段。裁判とかでよく出てくる損害賠償の額。
男と女が違うだけで、どうして賠償額に天と地ほどの開きが出るのかとか、目から鱗の話がいろいろと。
2004年から2009年にかけて出版された単行本なので、少し内容が古い部分もありますが、本質の世の中の仕組みはたいしてかわってないだろうな。
声優の値段(枕とか)、葬儀の値段、命の値段。
マンガだアニメだメイドだの話が多いのはご愛嬌か。
銭勘定をしっかりせにゃあかんなぁ。
世間知らずじゃいかんなぁと思わせてくれる作品でした。 -
お金の流れの仕組みにまつわる話。
いろんな業界の話があるので面白い。