弥次喜多 in DEEP 廉価版 4 (ビームコミックス)

  • エンターブレイン
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (872ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757722453

感想・レビュー・書評

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  • しりあがり寿氏の作品『弥次喜多 in DEEP 廉価版』全4巻を読了。

  • 高橋源一郎オススメ作品の中からチョイス。1巻だけ読んで止めようかと思ってたんだけど、何か後からジワジワ来るというか、やっぱり気になり出して、そんな長い作品でもないしってことで最後まで入手。廉価版ってことかもしらんけど、コミックスの分厚さが、巻によって極端に異なるってだけでも異色。最後4巻なんて、コミック4冊分くらいがひとまとめにされている始末。凄いすね。それはそうと肝心の内容の方は、物語が進むにつれ、混沌の様相がだんだんシリアスになってきて、個人的には、それが逆に興を削ぐ結果になりました。

  • 個人的2017ベストマンガ候補。構造さえ逆手にとった表現はわかっていても震えてしまうくらいに素晴らしい。

  • 「お伊勢さん」とか「ほんとうのこと」とか、人は求めずにはいられない。でも、あるかないかも知れないそれに向き合い続けるのはあまりに不安なので、誰かがあてがってくれた「物語」にすがってやがては求めていたものそのものを損壊しようとするという本末転倒に陥ったり、あるいは性急な解決を求めてカオスを求める賭けに出たりしていた。どちらにも言えるのは、「判断停止している」ことか。
    時々僥倖のように現れる「紅牛」の助けを借りながら、「お伊勢さん」(にたどり着いたと思われる人のたどった道)はどちらだろうかこちらだろうかと、闇夜の不安を抱え続けながらも歩みを止めないこと…なのだろうな。なんて思った。

  • 好き嫌いで言うと大好き。

    私にはそれ以外の評価や批判ができない作品。

    活字やアニメでなく漫画、漫画でしか味わえない至極のひとときを堪能できた。

    しりあがり寿作品ははじめてだが、映画化された「真夜中の弥次さん喜多さん」は本当に大丈夫だったのだろうか…

  • これを紙の中に全て収めきったしりあがり寿先生は化け物です。覚めない永遠の夢を渡り歩く漫画。

  • 泣きそうになる。なんか、

    歩くのが怖くて仕方ないんだ

  • まさにこの表紙の世界に送り込まれる
    何が何だかわからなくなって落ちます

  • 深すぎて理解の範疇を超えてましたが好きです

  • 方舟に引き続きしりあがり寿さんの作品を読んでみた。
    やばい。この世界観はやばい。文章では絶対に表現できない世界が展開されているが、とにかく怖い。
    この人ほんとにドラッグやってんじゃないか?ってくらいの想像力。

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著者プロフィール

1958年静岡県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン専攻。1981年食品メーカーに入社、宣伝・商品企画に従事する一方、漫画家としても活躍。1994年専業漫画家となる。2000年『時事おやじ2000』(アスペクト)、『ゆるゆるオヤジ』(文藝春秋)にて第46回文藝春秋漫画賞を受賞。2001年『弥次喜多in DEEP』(エンターブレイン)にて第5回手塚治虫文化賞「マンガ優秀賞」を受賞。

「2006年 『本当は知らなかった日本のこと 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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