いばらの王 (6) (ビームコミックス)

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  • エンターブレイン
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757724785

感想・レビュー・書評

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  • 発症すると体が石化してまう病気“メデューサ病”、その進行状況がわかるブレスレット(白い長方形のフィルムに黒い斑点模様が広がっていき、真っ黒に染まると発症済み)、メデューサ病から逃れるために生まれたコールドスリープ、肉体ではなく精神に感染する仕組みというアイデアは面白かったが、悪役が何をしたいのか理解が追いつかなかったり、主人公が他人に依存しすぎていてイラついてしまった。ストーリーも粗っぽさ(特にLEVEL4の情報を持ち出す2台のパソコンのくだり)が目立ち、1巻で作者が記した“ノリとしては低予算のハリウッド映画みたいな感じ。”は間違いではなかった。

  • 巻き込まれ系だと思ったら実は巻き込み系でしたってお話。最終的には目を背けていた真実に真正面から立ち向かうのです。

  • 不思議な作品だなと思ったのが、率直な印象だった。

    完結したが、喜びと哀しみが同居しているような感じ。

    最初は、単純に危険な古城からの脱出劇かと思ったが、それだけではなく、人間ドラマと人が造り出したものの哀愁があった。最終的には、カスミの正体に最も驚いたのだが、人は考えることが出来るから、いろんなものを創造することが出来る。それを良くも悪くもするのも人だということを、この作品で実感させられた。メドゥーサも悪いものと決まってたわけではないのに、そう思い込んでいた私には、いい勉強にもなった。

    マルコがカスミに対して言った「価値は変わらない」の台詞が深い。

  • 2016年4月23日

    <King of Thorn.>
      
    装幀/米本恭己

  • 全体の感想。
    不治の病が蔓延した世界でランダムに選ばれた人間をコールドスリープ装置にいれて治療法の見つかる未来まで眠らせるという設定や未来に現れたドラゴンやらいばらはSFチックでわくわくした。
    情報が小出しになって徐々に真実に近づいていくことやシズクの秘密が明らかになっていくのはぐっとくる。
    ただ全体を通してキャラクターの動きに差がありすぎる。マルコが働きすぎ。言ってみればシズクとマルコだけで全ての話が成立しかねない、ひいては2巻くらいで終えることができるよねこれ、という感想がまず出てきてしまった。

  • 面白かった。この漫画がブック・オフで105円で買える事にびっくり。

  • 全巻読破しました。マルコが耳吹き飛ばすのが好きです。

  • スピーディーな展開で一気に読めました。
    劇場版もありますが、あちらはティムを始めとする登場人物の性格や展開が壊変されているので原作がオススメです。

  • ゼウスの計略によって倒れるマルコ。
    生き残ったメンバー達にも、ゼウス神属の魔の手が迫る。
    全ての中心にシズクがいると知ったカスミは、アリスに送り出され最後の決戦の場へ向かうが…。

    ギャー!マルコさーん!から始まり、ティムやロンさんも大ピンチ。
    シズクがまさかアレの中にいたなんて…というか、マルコさん復活から最後のネタばらしに至るまでの展開がすごい。
    主人公が双子である以上、入れ替えトリックはあるかな?とは思ったけど、えっと、つまりどういうこと?
    大まかには理解出来たけど、ちょっと細かいところがよく分からなかった。
    中心にいたのは、結局シズクではなくカスミだった、ということなんだろうか?
    そして最後。うん、投げたような気がしたのは気のせいだろうか?(笑)
    あくまでも古城脱出劇と銘打っていたので、脱出に成功した今ここで終わるのは分かるけど、結局病気の根本的解決には至ってないような…。
    最初の設定と広げ方が面白かっただけに、終わり方が少し残念に感じました。

  • 完結!

    伏線も回収されてて納得の終わり。

    とはいえ、終盤のアレな者たちはややぶっ飛んでるような展開にも思えた。
    リアリティに、突然ファンタジーをブチまけられたかのような気分。(そもそもイバラとモンスターで、既にファンタジーではあるけども)

    ファンタジーな環境でありながら、リアルな設定の緊迫感がかなり好みだったのだが。


    ともあれ。名作ではあったと思う。
    ちゃんと大オチもつけてあり、楽しませてもらった!

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