- Amazon.co.jp ・マンガ (115ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757725942
感想・レビュー・書評
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職場の仲間全員に読ませて鬼畜と呼ばれました。
猫飼いの同僚は叫んだりのたうち回ったりした揚げ句に「お酒呑んだりしちゃいましたよ!なんてもの貸すんですか!リーサル・ウェポンですよこの本!」と怒っていました。
実家で飼っていた猫が死んでしまったときのことを思い出し「もうお父さんに新しい猫飼えば〜?なんて云わない…」と呟く同僚もおりました。
皆、うっかり寝しなに読んでしまい「眠れなかったじゃないの!」と私を怒ります。
ぐすぐすと泣きながら眠り、朝、目が醒めると「ダンナが隣で号泣していたよ」というオチも付きました。
大切な存在を失うというのは、ある程度生きていると誰しも経験することなので仕方ないのですが、何が心を揺り動かすってやっぱり『悲しみと同じ大きさの「やっちまった」』なんだと思う。
取り返しのつかない失敗なんてそうそうあるもんじゃない。
だけど、誰だっていつか「やっちまう」かもしれないから。
だから須藤さんの悲しみと後悔は誰にとってもリアルだ。
(2006.3.15)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
知る人ぞ知る最後のゆず作品。
ますびセンセの愛猫ゆずに関するエッセイコミック…と一言で言い表すにはとても足りない。「ゆず」→「ゆず 生きていく私とゆず」→「ゆずとまま」→「長い長いさんぽ」の順で読んで欲しい。
雑誌に掲載された時、私は目が溶けるかと思うくらい泣いた。コミックで読み直してもまた泣いた。そして今でも(思い出しただけでも)泣ける。
これでもかというくらい泣いても、読んだあと不思議と温かいものが心に残る作品。
ペットを飼っている人もそうでない人も、是非。 -
可愛い可愛い猫のお話。
どれだけ己の家の猫が可愛いか、という自慢が
延々続くのかと思ったら…。
そうですね、出会ったのですから、別れがあります。
前半部分が幸せ猫生活だったので
落差が…厳しい気がします。
最後を看取ってあげられなかった後悔。
彼が前夜にした行動。
聞いてるだけの人間が、うっときそうなぐらいです。
本人にとって、それはそれは辛い現実。
そんな状態から脱するには、やはり煩いぐらいが
一番いいかと思います。 -
もうとにかく号泣(´;ω;`)何度読んでも号泣(´;ω;`)
だけどほっこりするのです。 -
泣けた・・・。
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2012/10/11
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2012/10/12
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2012/10/16
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……。
この作家は強いなぁ。というか作家の業を感じる。
どんなに悲しくても辛くても「いつかそれを表現するために」冷徹に客観的に見てるのだろう。
面白いとか泣いたとかではなく、すごい。
絵柄は少女マンガの人だけどハードボイルドだ。 -
先日弟に逢ったとき、「これ良かったから」と言われて、貰ったのだが。半分も読まないうちに号泣です。作者の飼い猫が亡くなっちゃう話なんだな、これが。昔飼っていた猫を、自分の不注意と無知から寂しい逝かせかたをしてしまった経験を持ち、現在年をとりつつある猫と暮らす私には、キツい話でしたわ。大島弓子さんのサバの話も泣けて仕方がなかったけれど、でも漫画家さんっていいなあと思った。こうやって、猫への愛情を素敵なカタチで表現することができるから。涙で眼鏡が曇ってなかなか読み進められないけれど、いつか我が家にもおなじように訪れるときのために、心のなかに軟着陸できるよう準備しとくのも、悪くないかもしれない。大好きな、かけがえのないものと死に別れるのが、いちばん辛い。みんな、ひとりのこらず、大切な者や物をひとつずつ亡くしていって、最後にひとりで旅立つのだね。(2006-11-07)
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いつか、猫を失った時にしか、読めないだろうと思っていた、このマンガ。
大切な大切な猫を亡くして、買った。読んで、私は、全く同じ思い。
病院からの電話に私は間に合わなくて、病院で逝かせてしまって、ずっとずっとごめんねって、ありがとうが云えなかった。点滴で冷たい愛猫の身体が悲しかった。大切な愛猫の亡がらを撫でた後に手を洗うのが悔しかった。亡がらの写真を一杯撮った。送るまで、毎日亡がらと一緒に寝た。
著者の行動に、引く部分なんか少しもない。
大切な大事な存在への思いに、いっぱいになる。
私は、彼女と9年と10ヶ月と29日しか、一緒にいられなかった。だから、16年一緒にいられた著者が、本当に本当に、羨ましい。 -
ビームを立ち読みしたときもやばかったけど、まとめて読むとさらにつらい…。ゆず…。
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ゆずが亡くなっていたのを知りませんでした。
随分前に、著者がゆずを飼いはじめ、一所に暮らし始めたころのマンガを読みました。
それから、かなりたちますので、当然もう亡くなっていますね。
「長い長いさんぽ」も、ゆずが老境にさしかかった頃の未発表作品も、とても良かったです。