夜は千の眼を持つ (ビームC)

上野顕太郎

• エンターブレイン (2006年2月25日発売)

感想・レビュー・書評

[7do8bu1991さんの感想 · 2019年10月21日]

上野顕太郎氏の作品『夜は千の眼を持つ（2006）』を読了。　このシリーズも面白すぎる。　特に”シカイノキカイオン”と”鏡よ鏡”と”今やろうと思ったのに””オールナイトライ”などが好き。　いろんなギャグがあってやっぱ大好き。傑作。。

[y_dokaさんの感想 · 2012年11月19日]

再再再再読くらい。

初めて読んだときは「ふうん」と思ってたいして印象に残らなかったのだけど、２回目くらいからその面白さがじわじわと沁みてくる感じ。

[aeiouさんの感想 · 2010年11月7日]

内容・形式共にマニアックな不条理ギャグ漫画。個人的なツボにはまったもの多数。一人でフフフと笑いながら一気に拝読しました。アホなことを一生懸命やる人って好きだ。アンケートはがきもお見逃しなく。



Prologue タイトルをさがせ！
序文
目次

❖ナポレオンの章
第1話　苛む者ども
第2話　シカイノキカイオン
第3話　レ・ミゼラブル
第4話　ステーション・トーチ
第5話　朗読1
第6話　朗読2
第7話　忍法解説地獄
第8話　断崖
第9話　RHYTHM II
第10話 茫然自失世界大会
第11話 秘密結社紅トカゲ団
第12話 ノーマル・サイエンティスト
第13話 通訳の多い珈琲店
第14話 略画 DE ビーム
第15話 カウントする躾

❖アインシュタインの章
第16話 便乗漫玉日記
第17話 百人の刑事
第18話 今やろうと思ってたのに
第19話 キャプテントラウマ 決断の時
第20話 キャプテントラウマ あの人に似ている
第21話 キャプテントラウマ 母親に捧げる弾丸〔ブリット〕
第22話 鏡よ鏡
第23話 狼なんか怖くない
第24話 オールナイトライ
第25話 キャプテントラウマ 複合的危機〔マルチプル・クライシス〕
第26話 ライフ・イズ・フォーリング
第27話 ピン・イン・バレエシューズ
第28話 アダルトビデオタイトル会議
第29話 キャプテントラウマ 銀河皇帝ズドバーンの脅威

❖紫式部の章
第30話 マスミ対ケンタロウ
特別収録　聞け勝鬨の声（腹式） 須藤真澄
第31話 ススムちゃんとセブン
第32話 しったかぶりの手引き・洋画編
第33話 アドベンチャーだよ、キャプテントラウマ
第34話 ももたろう VS ペランスタロウ
第35話 ガンマン VS さわやか君
第36話 サチコの彼はどんな人
第37話 サチコの彼はどんな顔
第38話 のろいののり

❖ベートーベンの章
第39話 世はおしなべて類似品
第40話 男一郎、彼女は誰似
第41話 夜千ショート・フラッシュ
第42話 下北 in CHEAP
第43話 キャプテントラウマ 増えるゲドドちゃん
第44話 サチコと友と遠近法
第45話 新・さわやか君がゆく
第46話 しったかぶりの手引き・懐かしの少年漫画編
第47話 クイズ“全部私が答えます!!”
第48話 落ちたあなたが100人目
第49話 サチコと友と恋文か？
第50話 サチコの彼のとある一面
第51話 どさんこ大王
第52話 キャプテントラウマ スクリーン・トーンのハギレ在庫一掃漫画！
第53話 同一脚本共作漫画
第54話 スタンダード犬語講座
第55話 クイズ“解答者が犬”
第56話 サチコと友と生態系
第57話 続・新・さわやか君がゆく
第58話 荒野の七人
第59話 キャプテントラウマ 正月危機一髪
第60話 嗚呼、満州の大地だかなんだか…
第61話 サチコと友と盤上の戦い
第62話 サチコと友と妄想千里を走る
第63話 サチコと友と“俺”の趣味

❖夏目漱石の章
第64話 漫画体操
第65話 蘇るゴキブリ
第66話 ゴキブリバレエ
第67話 コピー殺人事件 解決篇
第68話 クイズ“答えは言えません”
第69話 トラウマ・オン・ザ・ビーチ
第70話 サチコと友とスイカ割り
第71話 目撃者を消せ！
第72話 ヒマラヤ昭和史
第73話 続々・新・さわやか君がゆく
第74話 サチコと友とメリークリスマス
第75話 キャプテントラウマ 逆から読んでもキャプテントラウマ

初出一覧
あとがき

[膝軟骨さんの感想 · 2009年3月25日]

上野顕太郎のしょうもないことを完璧に（しかも見返りを求めず）やってのけるスタンスは多分誰にも真似できないかと思います。
たとえば「貸本漫画のパロディを描く」としたら、まず表紙を当時にならって表紙だけのイラストレーターが描いた全く内容と違う絵にして、中の絵は微妙な下手さと忠実な微妙な怖さ。そしてＫＯＨＩＢＲＥＫＵ。
さらにここに唐沢俊一とソルボンヌＫ子のパロディを加える。
この徹底さ！脱帽です。

[ナベソンさんの感想 · 2007年5月11日]

うえけんは神。

今日も読むか！暇だからな！

[ぴよるさんの感想 · 2006年9月4日]

労力を惜しまないとはどういうことなのかが、ありありと伝わってくる一冊。相当なボリュームがあるけれどちょっとずつ味わいたい。アンケートはがきまで笑いが仕込んであるんだもの。

著者プロフィール

心底しょうもないネタをあらゆる技法を駆使し圧倒的なクオリティで描く、非経済的なギャグ漫画家。1983年「週刊少年チャンピオン」からデビュー。以後各誌で『朝日のようにさわやかに』『帽子男は眠れない』『ひまあり』『五万節』などを発表。2011年『さよならもいわずに』が文化庁メディア芸術祭で推薦作品に選出。1998年から「月刊コミックビーム」で『夜は千の眼を持つ』を連載中。近著に『ギャグにもほどがある』『いちマルはち』『暇なマンガ家が「マンガの描き方本」を読んで考えた「俺がベストセラーを出せない理由」 』など。

「2016年 『夜の眼は千でございます 』 で使われていた紹介文から引用しています。」