”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)

著者 :
制作 : 竹岡 美穂 
  • エンターブレイン
3.77
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本棚登録 : 2511
レビュー : 231
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757729155

感想・レビュー・書評

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  • 無断設置した恋愛ポスト?に投函されたイタズラのメモから物語は始まったかと思うと色々な人の思惑でとんでもない方向へ物語は進みます。

    女たらしな流人が必死に蛍を助けようとする、黒崎は、かつての復讐に母と瓜二つである娘の蛍に矛先を向ける(実は自分の娘)。

    最初はただのいたずらの解決だったものが愛憎劇の方向へ転がる。
    謎解きもあって、殺されかける。

    遠子先輩と心葉が別行動をして、お互いが集めた情報の統合がうまいぐあいにされ謎が解かれる様が素晴らしいと思う。

    肝心な所でボケる遠子先輩は一巻に引き続きだったけれど。
    誰ひとりとして得してないのはあれだけど、ライトノベルの枠を出てミステリー小説だと思う。

  • 本をむしゃむしゃ食べる彼女はブックワームそのもの。
    嵐が丘が読みたくて読みたくてたまらなくなる。

  • やはり全体的には面白い。今回も重い話でしたけど、嫌いじゃないです。しかーし、文学少女が全然目立ってなかった…! 本食べ設定、今回こそは何かあるのかと思ったけど、1作目と同じでしたね。残念。

  • 文芸部の相談ポストに投函された謎の数字が書かれた紙片、差出人は幽霊を自称する少女だった。テーマの本はエミリー・ブロンテ「嵐が丘」。遠子さんの弟櫻井流人も登場し心葉君の周りもさらに騒々しくなりそう。雨宮蛍という少女の見せた苛烈なまでの想いが印象的だった。相変わらずななせちゃんも不器用なところがとても可愛い。

  • 軽く読めるので電車とかによろしいかと。
    お話はなんだか甘いというか、若いというか…
    自分はもう若くないなぁと思いながらも楽しく読みました。

  • 高校生がよく読んでいるので読んでみました。
    物語を「食べちゃうぐらいに」愛している美人高校生の遠子と、彼女に振り回される文芸部の後輩・井上を中心にしたお話。話の内容は少女マンがみたい。同じように文学を絡ませた謎解きなら「ビブリア古書堂」のが私は好きかも。
    それにしても「美人に振り回される男」が(このシリーズもだし、「ハルヒ」とかも)主人公のラノベが受けることに草食化の時代を感じます。

  •  日が沈み、部屋が薄暗くなっても、

     もうちょっと、もうちょっと

     もうちょっとで読み終わるから、と電気を点けにいく暇も惜しんで読み切りました。

     黒崎も姫倉も櫻井も、灰汁が強過ぎて全く好きになれないキャラクターでした。むしろ前2名は憎悪すら沸く大罪的キャラです。嫉妬と傲慢。最終的に彼らすら読者に理解させてしまう奇麗な物語の締めには、納得できるけどしたくない。そんな作者に理不尽な怒りを覚えてしまいました。それくらい物語と一体になって読めたのが、なんとも幸せ。
     ちなみに雨宮は大罪的には憤怒。櫻井色欲に、心葉は怠惰。遠子はもちろん暴食で笑

  • 第二作ですが、これひょっとしてシリーズ最高傑作なのでは?と思わせる会心作。使用人の男の子とお嬢様の幼い恋物語…なんだっけ、思い出せない…そっか、嵐が丘か!ガラスの仮面で見ただけだから、そりゃすぐには思い出せないか…。本当に好きな男の子とあえて結婚しない、そして男は復習の鬼と化すまで女の子を想い続ける…そして、驚愕の事実が…実は父娘!?読み終わってみれば古典的なドラマでしたが、謎解きとかそんなことはどうでも良くなって、スピーディな展開に翻弄されてしまいました。この物語の女の子達、自分の気持ちに素直じゃないですねぇ。

  • 甘いおやつを手に入れるために設置されたポストに
    ある日入れられていた奇妙な文章。
    一体誰が何のために入れているのか、を探る事になってみたら
    『おまけ』が色々やってきて。

    今度は幽霊…しかも苦手分野だからこそ解決を! という
    意味は分かるけれど実行しそうにない方向に…w
    しかも今回別行動。
    片や弟と。
    片や何故かにらんでくる女子生徒と。

    しかしまぁ…すごいです。
    その落ちは考えてなかったというか、そりゃ姿だけ見せれば
    そういう事にもなるかもね、とは思いますが。
    というよりむしろ、その方向で考えなかった彼は
    もう脳内『復讐』しかなかったようで。

    ラブレターを見つけたりする事があったなら
    彼女はどうやって彼に最後の一撃を刺したのでしょうか?
    それとも、閉じるような人生にはならなかったのでしょうか?
    それでも、捧げられるものを見つけたなら
    幸福だった、といえるのかと。

  • ”文学少女”シリーズ第2弾です。
    今回の題材は「嵐が丘」(エミリー・ブロンテ)です。
    「嵐が丘」は学生の頃に課題で読みました。
    読んだ事は覚えてますが、内容はさっぱり・・・
    なので、この本の中でざっくりと紹介されるあらすじをものすごく新鮮に思いながら読んでました(笑)
    「へ~、そんな話だったんだ!」って感じです・・・・
    読み返したいなと例によって思いましたが、きっと思うだけ・・・

    第1弾を読んだ時に、結構重い話だなぁって思ったのですが、今回はそれ以上に重かった気がします。
    まさに「愛憎劇」。
    読んでる間は、それこそ嵐に翻弄されるように激しい感情のオン
    パレードにただただ流されるのみ。。。読み終わると嵐が去った後のような余韻が残りました。

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著者プロフィール

【野村美月(のむら・みづき)】
2001年『赤城山卓球場に歌声は響く』で第3回ファミ通エンタテインメント大賞(現・えんため大賞)小説部門〈最優秀賞〉を受賞しデビュー。2006年より刊行された、「文学少女」シリーズが大人気となる。その他のシリーズに、「ヒカルが地球にいたころ……」「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件」などがある。

「2016年 『晴追町には、ひまりさんがいる。 恋と花火と図書館王子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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