学校の階段 5 (ファミ通文庫)

著者 :
  • エンターブレイン
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本棚登録 : 163
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757735040

作品紹介・あらすじ

天栗浜高校では学園祭の準備まっさかり。学校全体がお祭りムードに染まりゆく中-井筒研は苦悩していた!全面的に彼の自業自得ではあるが、日々悪化するその状況に幸宏もささやかな同情を禁じえない。なし崩し的に実現した三島プロデュースのダブルデートでも凪原の井筒に対する誤解は解けないまま…。そんな中、なぜか井筒を敵視する山上桔梗院の生徒も現われて学園祭も波乱の予感!?ビバ青春の無駄足!大好評青春グラフィティ第5弾。

感想・レビュー・書評

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  • 本人の思いは本人にしか分からない。
    先回りは危険。押し付けは怖い。
    正面から思いを伝えあうのは、親しい友達でもなかなか難しい。
    でも、どこかでそれをしないと、いつまでもわからない。
    前巻までで部員全員のエピソードが一回りして、次はさらに濃いキャラたちを足してきましたね。

  • 9784757747685 284p 2007・10・22 4刷

  • “「愛ちゃん」
    凪原が呟いた。隣に立つ三島の唇からも「マキマキ?」という声が零れる。
    「どした?」
    一番後ろを歩いていた井筒が呑気な声を上げた。瞬間、少女の視線が井筒へと移る。そして、たちまち険のある顔つきになった。再び凪原を見やり、
    「何よっ!バカ!」
    そう叫んで踵を返した。走り去る。幸宏が唖然としているうちに、凪原が「待って!」と叫んで飛び出し、少女を追いかける。”

    月光ダンシングステップと月の女神様の問題。

    友達とはどういう関係を指すのか、とか。
    凪原ちゃん可愛いよ。眼鏡がマジ可愛い。
    マブチとか天ヶ崎とか波佐間とか水戸野とかは、持ち越し?

    “『わかってねえなあ』
    誰の台詞だったろう?あまりに何度も聞き過ぎて、もう誰から言われたのかも思い出せない。もしかすると、自分が自分に言い放ったのかもしれない。
    「わかってねえなあ」
    試しに口に出してみた。なるほど、よく馴染む。今回もそうなのだ。自分はわかってなかった。空気を読み損ねた。協調性を持ち合わせていなかったのだ。凪原に筋を通したいと思った。でも、間違えた。山田たちと言い争うつもりはなかった。だけど怒鳴ってしまった。もっと大人しく、下手に出ていれば良かった。だが、そんな冷静な判断力は持ち合わせていなかった。
    「わかってねえなあ」
    座り込み、井筒はもう一度呟いてみた。”

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