“文学少女”と穢名の天使 (ファミ通文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 2076
レビュー : 149
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757735064

作品紹介・あらすじ

文芸部部長、天野遠子。物語を食べちゃうくらいに愛するこの"文学少女"が、何と突然の休部宣言!?その理由に呆れ返りつつも一抹の寂しさを覚える心葉。一方では、音楽教師の毬谷の手伝いで、ななせと一緒に放課後を過ごすことになったりと、平和な日々が過ぎていくが…。クリスマス間近の街からひとりの少女が姿を消した。必死で行方を追うななせと心葉の前に、やがて心葉自身の鏡写しのような、ひとりの"天使"が姿を現す-。大好評シリーズ第4弾。

感想・レビュー・書評

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  • ほんとに切なかったです。今回はいつもよりあまり遠子先輩がでてこなかったです。でもとても面白かったです。

  • 今回もすごい切ない物語。苦味強めのブラックコーヒーに粉砂糖をほんのちょっとだけ混ぜたかのように不思議と落ち着く読了感でした。ファントムになりたいと凡人の僕は望んでしまうけど、才能に満ち満ちた人はそうではないのかもしれない。個人的にはヒロインベストは琴吹ななせです

  • 「オペラ座の怪人」をモチーフとした作品。

    心葉のクラスメイトの琴吹ななせがメインの回。
    ななせの友人である水戸夕歌が失踪してしまい、ななせと心葉がその謎を追う。

    センター試験間近の天野遠子先輩は、なかなか出てこず、しかし最後にはしっかり謎を解いて、オペラ座の怪人のファントムの末路をしっかりと語っていく。

    毬谷敬一、鏡粧子という二人の教師と、臣志朗という一つ下の嫌悪感丸出しの男の子。

    真相がとにかく酷い。
    せめて夕歌には生きていて欲しかった。

    ななせの真っ直ぐなところ、強いところを今回で知れて、凄く好きになりました。心葉に言った「私は知りたい。夕歌を助けたい」って言葉が凄く良かった。

    遠子先輩といる心葉は、確かに自然だし、弱さも全部受け入れてくれるけど、琴吹さんといる心葉なら、きっと一緒に強くなれるんだろうなって思う。

    琴吹さんと一緒に美羽に会いに行ってほしいな。

  • 題材は「オペラ座の怪人」でななせがメインの回。
    オペラ座の怪人は映画で見てたのでストーリーは把握済み(結末を覚えてないけど)。
    ななせの親友が失踪してしまい、それをコノハが手伝って探すお話。

    愛憎入り乱れて中々に辛い展開でした。
    遠子先輩の想像はすごくて事件解決には欠かせないのだけど、受験は本当に大丈夫か?と心配になります。

    今回一番の被害者であるクリスティーヌこと"夕歌"視点を想像するとしたら、事件の展開と結末は望むものではなく、ただひっそりとツリーの中で眠りながら親友の幸せを願い続けていただかったんじゃないかなと思います。

    キャラクターの関係も進展し、遠子先輩の受験は迫り、朝倉美羽もいよいよ姿を表すのかな?という感じで次へ。

  • 真実を知って、絶望を知って、そこから立ち上がれると信じて。

    今度こそ『オペラ座の怪人』がモチーフの話。琴吹さんがヒロイン。誰が何といおうと。クリスマスの話だけれど、とても残酷で悲しくて。隠されていた真実を知ることは、傷つくことだけれど、でも、そこからまた立ち上がれるように。変わらないで美しいものもあることを忘れず、絶望だけじゃないと思えるように。心葉くんがまた少し、勇気を出す。それと歩みを同じくするように、美羽の影が近付いてくる。

  • 遠子先輩がお受験でフェードアウト気味なのは寂しいね/ ななせ回/ それにしてもついに人死にまで出してしまう/ 行き当たりばったりでなくよく組み立てられているけど、パーツたる設定が無茶苦茶だ/ 荒野をさすらうように流れて生きる高校生はやり過ぎ/ 主人公もななせの気持ちに気づかない方が絶対によい/ あと、アトリエの先輩は邪魔/ こういうジョーカー的な役回りを利用して解決するのは嫌い/ どえらいブスとか、そう言う欠点があれば許せたけどさ/

  • 文学少女シリーズ4作目。オペラ座の怪人がモチーフです。琴吹ななせの謎がわかり、美羽との話も動きだし続きが気になる終わりかたでした。

  • ネタバレ 「文学少女」シリーズ4弾。ななせ編、クリスマスイブ編。モチーフは「オペラ座の怪人」。ななせとは直接関係ないが、「賢者は、より以上の賢者を知り、嫉妬と絶望に苛まれる。」を地で行く展開と、謎解きの妙はこれまでのところで一番よかったと感じた。しかし、イブの日、心葉と最後に一緒に過ごすのは、やっぱり彼女なんだなぁ…。PS.心葉と遠子とのやり取りが減り、遠子の出番が減らされていること、しかし、大切なところで登場するのはなぜ?、遠子の真意は?。登場しないことが性格描写や彼女の隠れた心持ちの表現になっているのは凄い。

  • 今回は琴吹さんがメイン。 主に親友の夕歌の失踪についての謎解きですけども。

    今回の話で心葉と琴吹さんの関係に少し進展が見られました。 
    オペラ座の怪人ってのは知ってはいるけど原作も読んだ事ないし、
    ミュージカルも観た事ないので何に見立ててるのかは
    作中の説明頼みでしたけど(いつもの事だった・・・)

    それにしても夕歌の親は何故弁護士に相談しなかったのか!
    はなからそうすればこんな事は起こらなかったのに。
    学費稼ぐのに援助交際しなきゃならないなんて辛すぎるわ。

    しかもそれを勧めた人物があれじゃぁなぁ。

    いやぁ残酷なお話だった。 ラストに少しだけ救いがあったけどね。

    確か前回これを飛ばして次の話を読んでしまってるんだよな。
    なので読んでて登場人物の関係に若干戸惑ってしまった。
    続き読む時は気を付けよう。

  • 売る前に一通り読もうと思いまして。昔は面白かったけど今はあんま感じないな。成長したって事かな。心葉みたいな弱くて優柔不断は好きじゃないな。

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著者プロフィール

【野村美月(のむら・みづき)】
2001年『赤城山卓球場に歌声は響く』で第3回ファミ通エンタテインメント大賞(現・えんため大賞)小説部門〈最優秀賞〉を受賞しデビュー。2006年より刊行された、「文学少女」シリーズが大人気となる。講談社タイガより『晴追町には、ひまりさんがいる。』シリーズ二作を刊行している。


「2020年 『記憶書店うたかた堂の淡々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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