- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757738416
作品紹介・あらすじ
「お前が雌だったら、確実に俺は妻にもらっていたな」-ヴェドリックに向かってきわどい求愛の言葉を投げかけてくるのは、銀の森の事件以来、たびたび教会を訪れては酒を飲む間柄になった人狼の長・サーシャ。その彼が突然魔界の審問官に連れ去られ、「煉獄」-天獄と地獄の間、"どこにもない場所"であり"どこにもある場所"に囚われてしまった。サーシャを救うため、ヴェドリックたちは煉獄の管理者・大悪魔と相見える。神父と悪魔と…おまけの天使に夢魔の少年。彼らが知る「真実」とは。
感想・レビュー・書評
-
2008/10/04
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
現在、出ているこのシリーズで一番面白かった。
-
シリーズ4段になります。
むしろ主の話は進んでいるのか、と突っ込みたくなります。
亀の歩みのように主の話は進んでますが(笑)
中頃に出てくる机に座ったままの男が非常に気になります。
あんな気味の悪い机にすがりついたままというのが
仕事のせいなのかそういう趣味なのか分かりません。
前者であって欲しいんですけど!w -
めっさオススメ。
-
神父と悪魔シリーズ第四弾です。
私は読み始めたのはこれの一巻前ですけど、話は全然分かります。
前回は双子でしたが、今回はヴェドリックの出生や存在などが問題になってます。
でも正直前回の夢魔(デニス)くんとかサーシャが出張ってましたが(笑)寧ろ、デニスくん役得。
子供の権限フル活用しております。
ヴェドリックは中盤くらいから最後の方まで寝てます。
最後の最後に吃驚なこと発覚。けれど正体は分かりません。
まあとにかく、サーシャに迫られたり、アンアンにも攻められたり、んでデニスには守られっぱなしです。
オフィエルも前回の恩返しとばかりに頑張りますし、ヴェドリックを助けます。
煉獄という天獄でも地獄でもない場所が舞台ですが、今回はヴェドリックの弱さが出てます。
前回は強い人間という感じでしたが、今回は違いました。
でもやっぱり最後に立ち直れるんだから強いですね!
次回は(可愛いもいいけれど)格好いいヴィヴィを期待してます…!
どちらかというと、私はそろそろアンシャールがぐらつき始めるのではないかと。
前回十分ぐらついてましたしね。
ヴェドリックが口に十字架当てて、アンシャール(男)のキスを冷静に拒むシーンがあるんですが、そこ見所です。
挿絵付きです。後ろに止めようと焦るオフィエルつき(笑
とにかくこのシリーズは、意外性が面白い話だと思います。
神父なのに神様敬ってないとか悪魔放置とか、悪魔なのに教会に居候してるとか守護天使が下僕とか。
続編が待ち遠しいです。